『Mac CatalystでiOSアプリとMacアプリを同時に作る』という記事でMac Catalyst対応アプリの作り方を紹介しました。本記事はiOSアプリおよびMac Catalyst対応アプリのApp Storeへの申請手順を紹介します。
前提
- Apple Developer Programに登録済みであること
- Certificates, Identifiers & ProfilesでCertificatesを登録済みであること
- Xcodeは Xcode 11 を使用
- App Storeへの申請作業は Safari の使用を推奨
1. App IDの登録
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Apple Developerにサインイン
- https://developer.apple.com/jp/programs/
- Accountをクリック
- サインイン
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Certificates, Identifiers & Profilesをクリック
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Register a New Identifier
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Register an App ID
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Platform: iOS, tvOS, watchOSにチェック
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Description: 任意のアプリ名などを入力
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Bundle ID: Explicitにチェック。iOSアプリのBundle IDを入力
Mac Catalyst対応アプリのBundle ID(
maccatalyst.
から始まる)は登録する必要がありません(登録できない仕様のようです)。 -
Capabilities > Macにチェック
デフォルトのMac Catalyst対応アプリのBundle IDを使う場合はEditはそのままでOKです。既存のMacアプリをリプレイスするなど、デフォルトのIDを使わない場合はEditで設定できるようです: 参考
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Continueをクリック
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Confirm your App ID > Registerをクリック
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2. プロビジョニングプロファイルの作成
iOSアプリ用とMacアプリ用の2点用意します。
- Certificates, Identifiers & Profilesをクリック
iOS
Mac
3. App Store Connectでアプリ登録
以下の画像のようにiOSアプリとMacアプリをそれぞれ登録します。
iOS
Mac
- +ボタンをクリック > 新規macOS Appsをクリック
- 項目を埋めて作成をクリック
4. アプリのアップロード
Automatically manage signingにチェックが入っている状態で話を進めます。マニュアルでやる場合は先ほどDLしたプロビジョニングプロファイルをSigning & Capabilitiesでセットします。
iOS
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DevicesをiOS実機端末を選択
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Product > Archiveをクリック
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Distribute Appをクリック
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App Store Connectにチェックを入れ、Nextをクリック
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Uploadにチェックを入れ、Nextをクリック
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全項目にチェックを入れ、Nextをクリック
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Automatically manage signingにチェックを入れ、Nextをクリック
*Manually manage signingを使う場合は、先ほどDLしたプロビジョニングプロファイルを指定します。
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Uploadをクリック
Mac
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My Macを選択
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Product > Archiveをクリック
-
Distribute Appをクリック
-
App Store Connectをチェックを入れ、Nextをクリック
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Uploadにチェックを入れ、Nextをクリック
-
項目にチェックを入れ、Nextをクリック
-
Automatically manage signingにチェックを入れ、Nextをクリック
*Manually manage signingを使う場合は、先ほどDLしたプロビジョニングプロファイルを指定します。
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Uploadをクリック
審査へ提出
iOS
- App Store Connectでストアに掲載する情報を入力
- 先ほどアップロードしたビルドを選択
- 審査へ提出
Mac
- App Store Connectでストアに掲載する情報を入力
- 先ほどアップロードしたビルドを選択
- 審査へ提出
iOSアプリ、Macアプリ、それぞれ審査され無事通過すれば、それぞれのストアに配信されます。