はじめに
先日,就職活動の一環でM社のインターンシップに参加してきました.「製造現場をDXで改革しよう(意訳)」という感じで,製品を作る現場にどのようなICT技術を取り入れられるのかをグループでディスカッションするテーマでした.
特徴的なだったのは,インターン全日程を通してオンラインだったことです.本拠地が東京ということで,対面で参加するにはキツイ距離ではあります.しかし,オンラインですべて完結させるというのは,それはそれで不安が残ります.特に,各々が調べた資料や作成した文章を逐一共有したいわけですが,どうすればよいのでしょうか.
そんなときに活躍したのがMiroというツールです.本稿ではディスカッションをオンラインで行うことができる本ツールを軽く紹介する記事になります.
Miroはこんな人におススメ
- 研究を複数人で行っている人
- 先生や先輩に自分の思考プロセスを共有したい人
- サーベイした文献や資料の関係を視覚的にまとめて残しておきたい人
Miroとは
Miroとは,ミロ・ジャパン合同会社が提供するイノベーションワークスペースです.一言でいえば,複数人がオンラインでアクセスできる巨大なホワイトボードです.通常,企業向けにビジネスプラン(有料)が提供されていますが,個人で少し利用するぐらいでしたら,フリープラン(無料)で事足りると思います.SlackやGoogleアカウントでログインすれば利用でき,Slackのチームメンバーを招待してボードを共有することができます.次章では,実際にMiroを利用する流れを説明します.
大体のつかいかた
ボードを作る
0からホワイトボードを作成してみましょう.まずは上のリンクからMiroの公式ホームページにアクセス→「無料で登録する」をクリック.
Slackのワークスペースを選択してMiroをスタートします.空白のボードを新規作成すると,以下のような画面になります.
これがホワイトボードの画面になります.この上に好きなように文章を書いたり,図表を作成したり,コンテンツ同士を繋いで関係性を視覚的にわかりやすくしたりできます.左のタブから追加したいコンテンツを選べばOK.
スクロールで拡大・縮小.クリック&ドラッグで場所を移動できますが,この状態だとコンテンツを編集できません.左タブのカーソルのアイコンをクリックすることでコンテンツに触れることができます.逆にカーソルがオンになっているときは場所の移動ができません.
実際に触ってみる
イメージはこんな感じ.フレーム単位でプレゼンテーションを行うことも可能です.
コンテンツを作成するときは左タブ中にあらかじめ用意されているテンプレートを利用することもできます.
右上の共有から同じワークスペースにいる人を招待したり,ボードのURLを共有することができます.(今回はやらないです)
他にもMiroAIを利用して適切なテンプレートを作成したり,簡易的な画面共有ができたり,その機能は多岐にわたります.
まとめ
本稿ではMiroというツールについてさわりの部分をご紹介しました.備忘録として日々の研究の成果を残しておきたい人,複数人で使えるホワイトボードが欲しい人など,興味があれば触ってみると面白いかもしれません.