2
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 1 year has passed since last update.

【Linux】ディレクトリ構成について(FHS)

Last updated at Posted at 2022-12-16

Linuxのディレクトリ構成について

業務上でLinuxを扱っていれば、 /var/log 配下にsyslogが配置されている事や /home 配下にユーザーのホームディレクトリが配置されている事は、自然と覚えていく事だと思います。
上記のような構成はFHS(Filesystem Hierarchy Standard)というディレクトリ構造を定めた仕様書に基づいて、定められています。
ディレクトリの役割や格納されるファイルの場所等も、FHS内に示されています。

※FHSについては、以下リンクが参考となります。
FHS_参考

FHSはツリー構造となっており、/(ルート)配下に複数のディレクトリが構成されています。
/(ルート)配下には、以下のようなディレクトリが存在します。

ディレクトリ 説明
/(ルート) ルートディレクトリ。ツリー構造の頂点となるディレクトリ。
/bin コマンド(cat,ps,mv等)の実行ファイルが格納されている。    
/boot システムの起動に必要なファイルが配置されている。
/dev デバイスファイルが配置されている。
/etc システムやアプリケーションの設定ファイルが配置されている。
/lib /binや/sbinなどに置かれたコマンドが利用するライブラリが配置されている。
/media リムーバブルメディア(CD/DVD)のマウントポイントとなっているディレクトリが配置されている。
/opt ソフトウェアのインストール先となる。(自身でインストールをしたソフトなど)
/proc プロセスCPU使用率やメモリ使用率等の情報が保存されている。※仮想ファイルシステムで管理している為、ファイルは存在しない。
/root rootユーザのホームディレクトリ
/sbin システム管理者が使用するコマンドの実行ファイルが格納されている。
/tmp 一時ファイルが配置されている。
/usr ユーザーが共有するデータが配置されている。(コマンドやライブラリ)
/var システム起動中に可変されるデータが配置されている。(logなど)
/home ユーザーのホームディレクトリ
/mnt 一時的なマウントポイントにするためのディレクトリ
/run 実行されているプロセスに関連する情報が配置されている。

上記の事を覚えておくと、どのディレクトリに何があるのかが分かりやすくなります。

2
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
2
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?