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【ポケモン×Java】知識編 newって何?─インスタンス生成の真実に迫る!

Last updated at Posted at 2025-07-14

この記事をまだ読んでない方はこちら
【ポケモン×Java】第2章🔥:『ゆけ、ピカチュウ!』~コンストラクタとインスタンス~

はじめに

Javaを学び始めたばかりのトレーナーたちにとって、
newって何?」は最初の難関かもしれない。
Javaのメモリ構造とnewの関係をポケモンバトルで
できる限りイメージをつけて整理していきます。

1. 結論:newは「インスタンス(実態)を召喚する呪文」

Javaにおけるnewの役割を一言で言うなら:

クラスをもとに、インスタンス(実体)を作る処理
 ⇒ ピカチュウの実態を作成

Pikachu pi = new Pikachu();

⇒ 、、、では、、、どこに作られる?

2. Javaのメモリの使い分けとnewの関係

Javaでは、実行中にメモリを以下のように使い分けています:

メモリ領域 主な役割 イメージ 説明
メソッド領域 クラスやメソッド
staticな変数の情報
全体ルール・ポケモン図鑑・技マシン ポケモンの情報、技、バトルの基本ルールなど。みんなが参照する“共通の知識”が入ってる
ヒープ領域 newでインスタンス 登場したポケモンたちとフィールド フィールドに出て向き合ってる「本物のポケモンたち」。ポケモンの情報(HPや状態異常など)がここに保存される
スタック領域 メソッド中の変数
計算に使う一時的な
スペース
攻撃・回復のときの一時処理スペース 技を出す瞬間、回復アイテムを使う瞬間、メソッドを呼び出す一瞬だけ使われる“作戦スペース”

ポケモンがバトルフィールドに出る = ヒープ領域にインスタンスが配置される
技を出す = メソッドが呼び出され、スタック領域にその情報が一時的に展開される
全体のルールやどんな技があるか = メソッド領域に保存されている

例で確認してみよう

public class Pikachu { 
    int hp = 100; // ← ヒープ領域に保存される「現在の体力」
    void attack() { // ← メソッド領域に保存される「攻撃の処理」
        System.out.println("かみなり!");
    }
}

public class Battle {
    public static void main(String[] args) {

    // ヒープ領域にインスタンス生成(スタック領域に参照変数piを作成))
        Pikachu pi = new Pikachu(); 

    // メソッド領域から、メソッド呼出してスタック上で実行
        pi.attack();
    }
}

3. よくある誤解を一言で

①「スタック領域にポケモン(インスタンス)がいる」は ❌
→ ✅ 正しくは、
「ポケモンはヒープ領域にいて、スタック領域は“技を出すための一時的な戦術エリア”」だよ!

⇒実は「スタック領域には、インスタンスを参照するための ”参照変数” 
参照変数をもとに、メソッドを呼び出したり、計算をしたりする。

②「インスタンスに入ってるメソッドもヒープ領域にある?」 ❌
→ ✅ 正しくは、
「メソッドの本体はクラスと一緒にメソッド領域にある」
ヒープ領域にあるのは、インスタンス生成された「フィールド」と「クラスの情報」
「クラスの情報」からメソッド領域のメソッドを呼び出せる!

4. ひとことまとめ:

Javaのメモリ構造をポケモンバトルで言い換えると…

  • メソッド領域:図鑑・技・ルール(ポケモンが何できるか、技マシンみたいな情報倉庫)
  • ヒープ:バトルフィールドそのもの(ポケモンの状態が存在する場所)
  • スタック:その場の戦術を実行する一瞬のスペース(攻撃・回復・作戦)

newって一見ただの「おまじない」に見えるけど、実はJavaの中で

newを使うことで、ヒープ領域にスペースを確保して、インスタンスを作っている!

ということ!

あとがき

ここまで読んでくれて、本当にありがとうございました。

「プログラミングって難しい…」って思ってた人も、
「ちょっと楽しいかも…!」って思ってもらえたらうれしいな。

次の投稿も、よろしくおねがいします。

💬 コメント・フィードバック歓迎!

「この章わかりやすかった!」
「これ表現まちがってない?」
「次は○○をやってほしい!」などなど、
お気軽にコメントで教えてくださいね!


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