閉じるボタンでアプリが終了しない?
今年の初めまで私はUbuntu (90%), Windows (10%)ぐらいの割合でOSを使ってきており、
MacOSは基本的に使ったことはありませんでした。
Windowsマシン (Ubuntuで書き換えていましたが)が壊れてしまったのを機に、MacOSを試したいという思いがあり、Macを買いました。
使い始めて気持ち悪いと感じたのが、左上の閉じるボタン「赤いボタン」を押して、アプリを終了しようとしたときのこと。
確かにウィンドウは閉じたのですが、Dockのアイコン化にドットが残ったまま。
閉じるボタンを押してもアプリは終了しないということがわかりました。
アプリを終了するにはアイコンを右クリックしてQuitで終了できます。
ただ、UbuntuやWindowsから来た人間としては、「閉じるボタンを押したらアプリは終了やろ」って思いました。どういう経緯でこうなっているのか調べてみました。
なぜこういう挙動をするのか?
この記事によると、Windowsでは一般的に1アプリ = 1ウィンドウなのに対して、Macでは1ドキュメント = 1ウィンドウというイメージみたいです。なので、ウィンドウを閉じてもメニューバーは残りっぱなしで、このメニューバーから新規ウィンドウが簡単に作れるようになっています。
このような仕組みになっているのは初期のMacに遡ります。StackExchangeの投稿にも書かれている通り、初期のMacでは同時に複数アプリケーションを起動することはなく、1アプリのみというのが基本でした。なので、閉じるボタンを押してもアプリをメニューバーとして残しておいて、いつでもドキュメントを作れるようにしてありました。
初期のMacの思想がそのまま今も受け継がれているということなんですね。
閉じるボタンを押すと閉じるアプリもある
とは言っても例外はあります。例えば「Notes」というメモアプリや「System Preferences」は閉じるボタンで終了することができます。この動画によると、単一ウィンドウを前提としているアプリは閉じるボタンで終了するようになっているのではないかということです。
最後に
RedQuitsのようなアプリはありますが、
基本的には「郷に入りては郷に従え」ということで、Macの文化に慣れていくのが良いかと思います。