Power Automate でOffice365の各グループにメンバーを追加できるか検証してみたで調べたことに関係して、「チームのメンバーを一括でエクスポートしたいんですけど、どうしたらいいですか」って質問がきてたので調べてみた。
Teamsのメンバー管理、メンバーが数名のうちはGUIで十分なんだけど、メンバー数が数十を超えてくると画面上での管理がつらくなる。EXITしてる方を探すのに、目で見るのは結構キツイ。
管理者なら、Azure AD 管理センターから一括ダウンロードすればいいけど、ユーザーにはちょっと触らせられない。(PowerShellでエクスポートは今回は除外)
というところで、Power Automate で実施できたのでまとめてみた。
1.エクスポート用のエクセルファイル作成
2.フローを作成する
3.まとめ
#エクスポート用のエクセルファイル作成
OneDriveにエクセルファイルを1つ作成して、列タイトル(今回はUPNと表示名の2列)とダミーデータを1つ入れる。
作成した領域を選択して、挿入→テーブルからテーブルに変換。
#フローを組む
ざっとこういうイメージ。
1.トリガー
手動トリガーを作って、ポチっとしたら起動させる。別にタイマー起動でもOK。
2.アクション - Office 365 グループ - グループメンバーの一覧表示
対象のチームを指定する。
所有しているチームが表示されるのでそこから選択する。
デフォルトは100名までしか取得してくれない。100名以上いる場合は、「上」に999までの値を設定する。
上って何?機械翻訳?ってことで英語にしてみたらTopでした。取得する最大と考えることにします。
3.アクション - 表を作成する
Excel Online ( Business ) - 表に行を追加する、を使う。
このアクションを選ぶと、自動でApply to eachが入る。繰り返し実行するので必要。勝手に入るけど気にせずOK.
エクセルファイルの保存先、ライブラリ、ファイル、テーブルと順に指定する。
すると、テーブル内の列が表示されるので、動的なコンテンツから、[グループメンバーの一覧表]から、[ユーザープリンシパル名][表示名]をそれぞれ選択する。
保存して、テストと。
エクスポートできたら完了。
先ほど作成した際のダミーデータは行削除しましょう。
#まとめ
ユーザーでも実施できます。人数が多いチームには便利そうです。
999名以上いるようなグループは、改めて考えてみます。
2020/07/26追記
一括インポートも手順まとめてみました。
Teamsのメンバーを一括登録する(一般ユーザーで)