Teamsの会議は、最大250名まで参加できるし、双方向のやり取りも可能だし便利。ただ、300が枷になっててそれ以上は参加できない。
この300の枷が10,000になっているのがTeams ライブイベント。双方向ではなくて一方通行の配信にはなるけど、さすがに10,000人と双方向するようなイベントは考えにくいし、一方通行で十分。
というわけで、何度か使っている中で、注意していることをまとめてみた。
ライブイベントをミニマム構成で行う
便利なところ
ライブイベントの制限
途中で落ちたら?
配信元を複数にしたいなら
ライブイベントの最小構成
必要な道具は、デバイスとアカウント各1。
Teamsアプリから、予定表 - 下向き矢印 → ライブイベント、からURLを作成できる。
デフォルトでは、作成するアカウントは「プロデューサー」になっている。
視聴する方にはURLを案内すればOK。
プロデューサーは時間になれば、会議に参加。ライブの送信、開始すれば配信が始まる。
イベント終了後、終了ボタンを選択することで、イベントの配信が終了する。
便利なところ
参加者リストが取れる。
テナント内の場合、だれが、いつ、参加した離脱した、ユーザーエージェントなどがエクスポートできる。iOSからTeamsアプリ、Windows10でChromeから、Trident(IE)からなんてことも。
配信がらくちん。
わざわざ録画を別案内しなくてもURL1つでいい。スピードアップ再生もできる。
一番便利なのは、300人の枷がないこと。
20200913追記
現在はTeams会議は300名まで参加可能になっているようです。Microsoft Teams の制限事項と仕様
ライブイベントの制限
最大、4時間まで、という制限がある。4時間を超えるイベントの場合は、あらかじめライブイベントを2つ作成しておき、タイミングに合わせて切り替えるよう案内すればOK.
それから、20秒の追っかけ再生になる。Teams会議と異なり、録画しながら、その録画を配信する構成になっている。
視聴する側が、「ライブ」と選んでも、追っかけ再生になるので注意。
途中で落ちたら?
会議URLはイベント開催中は有効。予定表で作成した時間とは関係なく、イベント開催中という点に注意。
イベントの終了は「終了ボタンを選択する」「開始から4時間経過」いずれかまで。
途中で何かの理由で会議の配信ができなくなってしまったら、プロデューサーのアカウントから慌てず「退出」する。そのあと、再度会議URLに参加すれば継続して配信できる。
再参加するまでは、画面も真っ暗になるかもしれないけど、途中で止まるわけではないので慌てずに退出がポイント。
どうしても心配な時は、PCを2台用意。
・両方、プロデューサーのアカウントでTeamsアプリにサインインしておく。
・プライマリ側でライブイベントを行っておき、トラブったら退出。
・すぐにセカンダリー側でイベントに参加し、ライブ送信を再開する。
としておけば心配も少なくて済む。
配信元を複数にしたいなら
たとえば、イベント前半は会場Aから配信、イベント後半は会場Bから配信、なんてことをする場合につかう。
Teamsアプリでライブイベントを作成する際に、プロデューサー以外に発表者を設定しておく。
発表者:カメラと共有を行うひと
プロデューサー:どの映像を配信するか操作する。それと、発表者も兼ねる。
発表者は、イベント開始後、カメラとマイクをアクティブにしておいて、スタンバイ。
プロデューサーが、どの映像を配信するか選んで、切り替えるだけでOK。
その他
資料と話者を同時に写す場合は、通常のTeams会議と手順がことなる。プロデューサーで配信したい「共有(デスクトップやウィンドウ)」と、配信したいカメラ1つ、を選択して配信できる。
参考にした資料:Teamsのライブイベントについて
https://docs.microsoft.com/ja-jp/microsoftteams/teams-live-events/what-are-teams-live-events