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tecomp vol.8 『開発エンジニアのためのセキュリティ★ナイトフィーバー!!』に参加してきた

Last updated at Posted at 2014-08-07

TECH COMPASSのイベントに参加してきたのでメモです。

概要

『開発エンジニアのためのセキュリティ★ナイトフィーバー!!』~セキュリティインシデントと向き合うためのTIPSを達人たちから学ぶ夕べ

内容について

セキュリティ関連で活躍されている方4名が登壇し、ディスカッションするという内容でした。
 前半はセキュリティ関連の情報収集のしかたについて、
 後半は実例から読み解く技術トレンド
をテーマにした話でした。

討議内容メモ

セキュリティ関連の情報収集のしかたについて

  • RSSリーダーやTwitterから収集
    • 1~1.5万件/日 くらい見るが、色分けしたりキーワードでフィルターしたりしている
    • 忙しいときは優先度をつける(セキュインコさん)
  • PocketやEvernoteに蓄積
    • 通勤中にストックして会社で読む など
    • 蓄積したものをあとでまとめて公開したりする
  • 情報を見るポイント
    • reddit?などでサマリーをチェックし、Twitterのトレンドを確認したりする(新井さん)
    • ソース情報に注意する。脆弱性が公開されているものか、ベンダーが発表しているかなど(セキュインコさん)
    • 攻撃データが公開されたかをチェックし環境(言語・バージョン)ごとに動くかどうかを確認する(辻さん)
    • 影響度・緊急度の判断は以下の点をチェックしている(セキュインコさん)
      • 悪用(攻撃)の有無
      • 情報の展開状況  どこまで広がっているか:マスメディアが報じているか
      • 悪用されるとできること
      • 攻撃方法の公開有無
      • 攻撃の容易性
      • 評価環境での検証
    • 信用できる専門家のTwitterから判断する
    • わからないときは発信元に直接問い合わせる
    • セキュメモ:情報が早く、まとまっている(セキュインコさん)
  • 情報の開示・拡散について
    • ベンダーによって情報の粒度が異なるので、公開する情報も一定の基準になるような風潮にしていきたい(辻さん)
    • 誤報のあとの訂正情報が拡散されないことが多いので、訂正情報も積極的に拡散すべき(辻さん)

実例から読み解く技術トレンド

  • マルウェアについて
    • 感染したらアウトだと思っている人が多いが、感染した後の対策を準備しておくことも重要
    • 不正送金マルウェアが増えてきていて、最近は法人をターゲットにする例も多い
  • ターゲットについて
    • 不正送金が最終目標だとしても、システム開発者が狙われることも多い。 →一見無関係でも油断できない
    • 中で使っているプラグインから攻撃される場合も →プラグインを把握していなかったり、プラグイン自身が脆弱性を放置している場合もある
      • 更新について設計段階で考慮されていない場合が多い(セキュインコさん)
  • パスワードについて
    • パスワードの強化が叫ばれているが、パスワード仕様に制限がある場合も多い(文字数上限、記号使用不可など)
    • パスワード仕様が脆弱でも顧客が減らないことも影響しているのでは
    • 強力なパスワードを作れるサービスをもっと賞賛すべき
  • インシデントへの対応について
    • 脆弱性指摘への対応も重要(いろいろな人に見られている)
    • 想定した窓口へ連絡が来るとは限らないので、その場合にもキャッチできるか、体制の準備も重要

そのほか(ひとこと・質疑など)

  • 正規ソフトのアップデートでマルウェア感染することもあるので、出所をチェックする習慣があったほうがよい(根岸さん)
  • コミュニケーションツールを使った成りすましは今後も類似のツールで発生する可能性があるので要注意(セキュインコさん)
  • ネイティブアプリ開発ではOS側のセキュリティ機構を利用するのも有効(新井さん)
  • セキュリティ攻撃も多様化しているので、自分の守備範囲以外にも手を広げることが重要
  • また、情報を拡散するなど、みんなで解決していくアプローチも重要(辻さん)
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