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【Firebase】Firebaseのチュートリアルでチャットアプリを作ってみた【ホスティング編】

Last updated at Posted at 2020-01-03

Google Codelabs チュートリアル

個人的にAngularでやりたかったので、こちらのチュートリアルを選定しました。
Cloud Functions for Firebase (Angular)

スクリーンショット 2020-01-03 10.36.03.png

Git clone

Gitからサンプルプロジェクトを持ってきます。

スクリーンショット 2020-01-03 10.37.32.png

console
git clone https://github.com/firebase/friendlychat-web

スクリーンショット 2020-01-03 10.37.11.png

ただ、この中で今回使うのは、cloud-functions-angular-startだけなので、中身を取り出してほかは消します。

スクリーンショット 2020-01-03 10.40.08.png]

ここは自由ですが、僕はここでgit initでバージョン管理します。
あとで修正する場所とかわからなくなるの嫌なので・・・

Firebaseのプロジェクト作成

まずプロジェクトを作っていきます。

スクリーンショット 2020-01-03 10.45.44.png

プロジェクト名をFriendlyChatにして、続行します。

スクリーンショット 2020-01-03 10.46.24.png

今回はサンプル作成なのでAnalyticsは使わずに行きます。
これを有効にした場合は、Analyticsを紐付けるGoogleアカウントを聞かれますのでw
もちろん、あとから有効にすることも可能です。
このままプロジェクト作成に進みます。

スクリーンショット 2020-01-03 10.50.54.png

少ししたらプロジェクトが完成します。
続行で次に行きます。

スクリーンショット 2020-01-03 10.52.04.png

ダッシュボードに移動するので、これでベースになるプロジェクトは完成です。

スクリーンショット 2020-01-03 11.01.03.png

WebApplicationの初期化

Firebaseへアプリの登録

サンプルコードにFirebaseを追加していきます。
まずはダッシュボードにあるWebアプリへの追加ボタンを押します。

スクリーンショット 2020-01-03 11.17.46.png

次の画面ではApplicationのニックネームを入力します。
ここでは、friendlychat-angularと入力します。
プロジェクト名と一緒にせずに見分けが付くようにしました。

加えて、Hostingの設定も自動で設定させるためのチェックをつけて、アプリ登録に進みます。

スクリーンショット 2020-01-03 11.35.19.png

Firebase SDK の追加

次の画面では、<body>タグに埋め込むscriptのスニペットが表示されます。

スクリーンショット 2020-01-03 11.36.23.png

先程Githubからcloneしたプロジェクトのindex.htmlに埋め込みます。
埋め込んだら次に進みます。

index.html
<body>
  <app-root>Loading...</app-root>
  <!-- The core Firebase JS SDK is always required and must be listed first -->
  <script src="/__/firebase/7.6.1/firebase-app.js"></script>

  <!-- TODO: Add SDKs for Firebase products that you want to use
      https://firebase.google.com/docs/web/setup#available-libraries -->

  <!-- Initialize Firebase -->
  <script src="/__/firebase/init.js"></script>
</body>

Firebase CLI のインストール

次はfrebase-toolsをnpmで取得します。
画像ではグローバル領域にインストールしてますが、嫌なので yarnでプロジェクト内の、devDependenciesみにします。

スクリーンショット 2020-01-03 12.12.31.png

プロジェクト内で開発時利用にするので、こちらのコマンドで追加

console
$ yarn add --dev firebase-tools

package.jsonにscriptを追加します。
追加したのは"fb": "firebase"です。

package.json
  "scripts": {
    "ng": "ng",
    "start": "ng serve",
    "build": "ng build --prod",
    "test": "ng test",
    "lint": "ng lint",
    "e2e": "ng e2e",
    "fb": "firebase"
  },

Firebase Hosting へのデプロイ

次の画面では、Firebase CLIからFirebaseへdeployする作業ですが、実際はログイン作業のみでOKです。

console
$ yarn fb login
yarn run v1.21.1
$ firebase login
i  Firebase optionally collects CLI usage and error reporting information to help improve our products. Data is collected in accordance with Google's privacy policy (https://policies.google.com/privacy) and is not used to identify you.

? Allow Firebase to collect CLI usage and error reporting information? Yes
i  To change your data collection preference at any time, run `firebase logout` and log in again.

Visit this URL on this device to log in:
https://accounts.google.com/o/oauth2/auth?client_id=**********

Waiting for authentication...

✔  Success! Logged in as *******@gmail.com
✨  Done in 121.47s.

コマンド結果は上記のとおりですが、途中ブラウザが立ち上がって以下の画面が表示されます。

まず、自分のGoogleアカウントを選びFirebaseからのアクセスを許可します。
このあたりは他のGoogleAuthenticationとか変わらないです。

スクリーンショット 2020-01-03 12.22.40.png

スクリーンショット 2020-01-03 12.23.43.png

最後にこの画面がでたら、ターミナル側でSuccessが表示されています。
スクリーンショット 2020-01-03 12.23.51.png

次のコマンドのfirebase initはなしでOKです。
各Serviceの.rulesファイルを作るためのコマンドですが、Githubから取得したプロジェクトには既に.rulesファイルがあるため、行うと上書きするか問われます。

新規でプロジェクトを立ち上げる場合のみに行いましょう。

最後にdeployですが、ここも一旦スルーします。
Angularは一度buildをしないといけないのと、environmentの設定が必要なので。

ログインが終わりましたら、コンソールに戻ります。
画面に戻ると、Applicationが1つ追加されています。

スクリーンショット 2020-01-03 12.59.34.png

スクリーンショット 2020-01-03 12.57.58.png

Environmentの追記

初期化の最後に環境変数の設定を行います。
Applicationの画面から以下のボタンをで詳細画面を開きます。

チュートリアルには書いてないですが、リージョンの指定をしないとStorageの作成でコケます。
なので、このタイミングでリージョンを指定します。

スクリーンショット 2020-01-03 16.40.39.png

asia-northeast1(東京リージョン)を指定します。

スクリーンショット 2020-01-03 16.41.07.png

選択したら、完了ボタンを押します。
尚、無料枠を使っている間はリージョン変更はできないみたいです。

スクリーンショット 2020-01-03 16.41.16.png

リージョン指定が完了したら以下の様に表示されます。

スクリーンショット 2020-01-03 16.42.22.png

Firebase Cloud MessagingのID追加

環境変数に追加したmessagingSenderIdをsrc/firebase-messaging-sw.jsにも追記します。

firebase-messaging-sw.js
importScripts('https://www.gstatic.com/firebasejs/7.6.1/firebase-app.js');
importScripts('https://www.gstatic.com/firebasejs/7.6.1/firebase-messaging.js');

// Initialize the Firebase app in the service worker by passing in the
// messagingSenderId.
firebase.initializeApp({
  // TODO add your messagingSenderId
  messagingSenderId: '722748052014'
});
var messaging = firebase.messaging();

Google Authを有効化

開発メニューのAuthenticationを選択し、ログイン方法を選びます。

スクリーンショット 2020-01-03 23.47.06.png

Googleアカウントでのログインを有効にするため、編集のアイコンを押します。

スクリーンショット 2020-01-03 23.47.34.png

編集画面の右上のトグルボタンで有効にし、プロジェクトのサポートメールを選択します。
おそらくプロジェクトに参加されているメンバーのメールアドレスが表示されます。
今回は個人なので自分のメールアドレスしか選択肢がなかったので、自分のメールアドレスを選択しました。
メールアドレス選択後に完了ボタンを押します。

スクリーンショット 2020-01-03 23.48.04.png

Authenticationの画面で、Googleのステータスが有効になっていたら完了です。

スクリーンショット 2020-01-03 23.48.36.png

Angular CLIのインストール

チュートリアル用のプロジェクトには既にAngularCLIがpackage.jsonに含まれているため不要です。

スクリーンショット 2020-01-03 13.26.12.png

Firebase CLIのインストール

さっきインストールしたので不要です。

スクリーンショット 2020-01-03 13.26.26.png

Firebaseへのdeploy

今回の記事のゴールになる、FirebaseのHosting機能へのデプロイになります。

スクリーンショット 2020-01-04 0.40.06.png

build

deployですが、Angularは一度buildをしないといけないので先にbuildします。

console
$ yarn build
yarn run v1.21.1
$ ng build --prod
Date: 2020-01-03T03:43:00.961Z                                                          
Hash: dfb6376133e3c5ab2a35
Time: 73431ms
chunk {0} main.4af57583d537a669e5ff.bundle.js (main) 1.43 MB [initial] [rendered]
chunk {1} polyfills.0b33fa85a7a0d61fff6f.bundle.js (polyfills) 63 kB [initial] [rendered]
chunk {2} styles.b8bba95fab8adefc8f7b.bundle.css (styles) 84 bytes [initial] [rendered]
chunk {3} inline.318b50c57b4eba3d437b.bundle.js (inline) 796 bytes [entry] [rendered]
✨  Done in 77.08s.

プロジェクト指定

CLIでfirebase内のProfectを使うか指定します。

$ yarn fb use --add
yarn run v1.21.1
$ firebase use --add
? Which project do you want to add? friendlychat-58148
? What alias do you want to use for this project? (e.g. staging) friendlychat

Created alias friendlychat for friendlychat-58148.
Now using alias friendlychat (friendlychat-58148)
✨  Done in 10.08s.

What alias do you want to use for this project?はフリー入力で、ここではfriendlychatと入力してます。
指定後にはprofectディレクトリ内の.firebasercに以下のような記述がされます。

.firebaserc
{
  "projects": {
    "friendlychat": "friendlychat-58148"
  }
}

deploy

package.jsonにscriptを追加します。
追加したのは"deploy": "firebase deploy --except functions" です。

package.json
  "scripts": {
    "ng": "ng",
    "start": "ng serve",
    "build": "ng build --prod",
    "test": "ng test",
    "lint": "ng lint",
    "e2e": "ng e2e",
    "fb": "firebase",
    "deploy": "firebase deploy --except functions"
  },

コマンドからdeployします。

console
$ yarn deploy
yarn run v1.21.1
$ firebase deploy --except functions

=== Deploying to 'friendlychat-58148'...

i  deploying database, storage, hosting
i  database: checking rules syntax...
✔  database: rules syntax for database friendlychat-58148 is valid
i  firebase.storage: checking storage.rules for compilation errors...
✔  firebase.storage: rules file storage.rules compiled successfully
i  storage: uploading rules storage.rules...
i  hosting[friendlychat-58148]: beginning deploy...
i  hosting[friendlychat-58148]: found 12 files in dist
✔  hosting[friendlychat-58148]: file upload complete
i  database: releasing rules...
✔  database: rules for database friendlychat-58148 released successfully
✔  storage: released rules storage.rules to firebase.storage
i  hosting[friendlychat-58148]: finalizing version...
✔  hosting[friendlychat-58148]: version finalized
i  hosting[friendlychat-58148]: releasing new version...
✔  hosting[friendlychat-58148]: release complete

✔  Deploy complete!

Project Console: https://console.firebase.google.com/project/friendlychat-58148/overview
Hosting URL: https://friendlychat-58148.firebaseapp.com
✨  Done in 22.53s.

Firebaseへのdeploy後

ホスティング画面

スクリーンショット 2020-01-03 23.56.05.png

動作検証

ページ表示

deploy後に表示されたURLに飛んでみました。

スクリーンショット 2020-01-03 17.15.15.png

ログイン

右上のログインボタンを押すと、GoogleAccountの選択画面がでます。
Authenticationの設定がされているため、GoogleAccountでのApplicationへのログインが出来るようになってます。

スクリーンショット 2020-01-04 0.02.29.png

GoogleAccountでのログインをすると右上にはアカウント情報の表示と、ログアウトが表示されるようになります。

スクリーンショット 2020-01-04 0.03.16.png

Authenticationの設定画面でも、新規のユーザーが表示されるようになります。

スクリーンショット 2020-01-04 0.04.36.png

メッセージ送信

実際にコメントを入れてSendボタンでメッセージを飛ばします。

スクリーンショット 2020-01-04 0.13.08.png

すぐその場で飛ばしたメッセージが表示されます。

スクリーンショット 2020-01-04 0.13.16.png

このときに初めてコンソール側でデータベースが作られている事が確認できます。

スクリーンショット 2020-01-04 0.15.23.png

ここまでで一応、functionで追加する機能以外は実装できたことになります。
Google Codelabの進捗としては、13ページ中6ページまでが終わったことになります。

まとめ

Qiitaを書きながらなのもありましたが、意外と時間がかかりました💦
ここまではホスティングまでなので、functionはまた別で書きたいと思います。

詳しいまとめは別途ブログの方に書いてきます。

追記 2020/1/4

全体の感想や躓いたところ、未解決部分はブログに書きました。
https://hisa-tech.site/try-firebase-chatapp-hosting/

修正 2020/1/4

Firebaseへのホスティングの場合、環境変数は<body>タグに組み込んだ<script src="/__/firebase/init.js"></script>だけで大丈夫でした!
init.jsの中身見たら同じこと書いてありました💦

こちらをご参考に
https://firebase.google.com/docs/web/setup?authuser=0#add-sdks-initialize

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