IBM Cloudを使い始めるときに最初にやっておくべきこと その2です(その1はこちら)。
今回は、IBM Cloudで利用料金が一定額以上発生した場合にメールで通知が届くようにする設定です。
この設定をしておけば、不正利用があった場合や、自分が作成したサービスを削除するのを忘れて課金が発生した場合に早期に気づくことができ、課金のダメージを軽減することができます。
なお、IBM Cloudのアカウントの種別は、「ライト・アカウント」、「従量課金アカウント」、「サブスクリプション・アカウント」の3種類がありますが、これらのうち「ライト・アカウント」は課金のためのクレジットカードを登録しておらず、したがって課金も発生しないため、当ページに記載の設定は不要です(設定できません)。
以下が設定の手順です。
IBM Cloudにログイン後、画面右上の「管理」→「請求および使用量」を選択します。
「事前通知の設定」の「合計アカウント消費量」の「有効化」をオンに設定します。
これにより、月額の使用料金が「しきい値」の80%, 90%, 100%を超えたそれぞれのタイミングで、「受信者」のメールアドレスに通知が来るようになります(個人情報のため黒塗りしています)。
「しきい値」を変更したり、「受信者」を追加したい場合は、上記画面の右側の赤枠部分(縦の三点リーダ)をクリックし、「編集」を選択します。
表示されたダイアログで、受信するメールアドレスを追加したり、しきい値の金額を変更することができます。
なお、クラシック・インフラストラクチャーのサーバの料金については通知の対象外となります。そのため、通知の設定有無にかかわらず、毎月の利用料金のチェックは欠かさず実施することをおすすめします。
(クラシック・インフラストラクチャーも対象になればと思うのですが...)