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話しやすい雰囲気を作るために意識していること

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クラウドワークス Advent Calendar 2022の15日目の記事です。
crowdworks.jpでEM(エンジニアリングマネージャー)をしている久村です。

昨年からEMをしており、引き続きEMとして日々を過ごしております。

マネージャーをしている多くの方は日々1on1をされていると思います。
メンバーの考えていることを知る重要な機会ですよね。

1on1をうまく行うために、傾聴が大事だよねという考えを聞いた事がある人も少なくないと思いますが、そもそも話してもらえる状態じゃないと傾聴もできないように思います。

そんなことを考えている時に、同僚から話しやすい雰囲気と評価をもらえる機会がありました。

温和な雰囲気から話しかけやすく、人の話を積極的に聞き相手の話に耳を傾けるなどメンバーの信頼がある

有難いですね!

いい機会なので、話しやすい雰囲気を作るために意識していることを今回は言語化してみようと思います。
1on1時に意識したことをベースに書いております。

話しやすい雰囲気を作るためのポイント

大きく分けると以下の2点が話しやすい雰囲気を作るためのポイントです。

  • 話すハードルを下げること
  • 話す意欲を削がないこと

それぞれに対して意識していることを整理していこうと思います。

話すハードルを下げること

話すハードルを下げることとは、そんなことでも話して良いんだと思ってもらえることです。
この人にだったら、オープンに話しても良いなと思ってもらえるイメージです。

話すハードルを下げるために意識していることは以下です。

  • 自分の失敗を先に伝える
  • 教えを求める
  • リアクションする

順に説明していきます。

自分の失敗を先に伝える

人間関係が築けていないメンバーにオープンに色んなことを話してほしいと思っても、それは過度な期待だと思います。
加えて私がマネージャーかつ30代という事もあり、若手のメンバーにとっては言いづらい人になり得えます。

よって相手から話してもらうことを期待する前に、まずは自分のことを話すことを意識しています。
その際に良い面やうまくいった点ではなく、悪い面や失敗したところを話すようにしています。

自分もこんなしょうもない失敗をするので、気軽にそう言うこともを話しても良いですよと言う想いです。

仮に自分の良い面を話したとすると、受けたメンバーも同様の良いことを話すことを期待されると感じ、話すことにプレッシャーを感じる可能性があります。それは避けたいですよね。
なので進んで失敗を話し、こんなことを話しても良いんだと思ってもらえることを期待しています。

教えを求める

「最近の気になることをありますか?」と言う相手の状況を把握する質問だけではなく、「ここで悩んでいるんですが、〇〇さんだったらどうするか教えてくれませんか?」と自身の課題に対して意見を求めることを行っています。

自身の無知をオープンにし、畏まる必要はないと感じてもらうことを期待しています。(そもそも畏まっていない気もしますが)
また物を頼むのが苦手な人は多いようですが、頼まれることには抵抗がない人は多いようなので、自分から積極的に助けを求めることで、話しやすくなることを期待しています。

余談ですが、弊社の文化に「ばぶばぶ」というものがあります。
これは赤ちゃんがばぶばぶ〜と泣くのが由来であり、特に結論を求めてるわけではない前提の元、まとまってない発言、事実のない解釈のみの発言などをおこなうことを意味します。

自分からばぶばぶの発言も積極的に使っており、相手からもばぶばぶで発言しても良いんだと思ってもらいたいと考えています。

リアクションをする

表情と相槌を意識しています。

これは聞いていることを表現する上で大切です。
聞いてもらっていると感じてもらえると、より話しやすい状態になると思います。

表情 = 笑顔だと思います。
喜怒哀楽を表現するのが良いかなと思いつつ、そこまで怒りや哀しみを感じることはないので、必然的に喜び、楽しみを笑顔で表現することが多いと思います。

相槌は「うん、うん」と実際に声に発し、首も動かすのが基本です。
そんなことしなくても1on1なんだし、聞いてるのはわかるでしょ?と思うかもしれないですが、あった方が話しやすいと感じるので行っております。

話す意欲を削がないこと

話す意欲を削がないことことは、話そうと思ったけど辞めようとならないことです。

話す意欲を削がないために意識していることは以下です。

  • 相手に集中する
  • 明るく挨拶する
  • フィードバックを受け入れる

以下でそのために意識している点を整理します。

相手に集中する

相手に集中するとは、相手との会話に関連すること以外はやらないと言う意味です。

相手との会話関連以外としてやりがちなのは、別件のslackに返信することです。
手元で1on1のメモは取っているので、タイピングしていることには違和感はないと思いますが、slackや別のこと書いていることは意外とわかるものです。
そうすると、相手は会話に集中していないと感じ、話す意欲も削がれます。

新卒の会社でもbe here nowという行動規範があり、今に集中することは信頼関係を気づく上で重要というのがあり、今でも意識しているものになります。

ミーティング続きで、どうしてもその時間に返答したい場合は、「すいません、1件slackの返信をさせてください」等の断りを入れて行うのが良いと思います。

明るく挨拶する

「〇〇さん、お疲れ様です!よろしくお願いします!」が自分の挨拶の基本です。

明るくというのは大事だと思っていて、今日は元気なさそうと思われると自分のコンディションによって発言内容が変わる可能性があるからです。
なので、なるべくいつも明るいことは意識しております。

自分はやったことはないですが、どうしても明るく振る舞えない時はその事情を伝えて、相手が原因でないことを明示することも良さそうに思います。

フィードバックを受け入れる

時には自分に対して、手厳しい意見をもらう事があります。
その時に、絶対反論はしないようにしています。

そんなことをしてしまうと二度とフィードバックはもらえなくなります。

瞬間的に自分の言い分を伝えたくなる時もありますが、そんな自分のちっぽけなプライドは置いておいて、真摯に言ってもらえることに感謝する事が大事です。

まとめ

話しやすいを作るために意識していることを整理しました。
1on1の主役は相手と思っているのが前提にあり、そのために脇役の自分ができることは何だろう?を考えての言語化になります。
何かの参考になれば嬉しいです!

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