いまさらですが、WASM-4ではどんな表現ができるのか、他の人はどんなゲームを作っているのか、他のWASM-4製ゲームを調査してみたいと思います。WASM-4製ゲームの多くは、公式サイトのこのページに掲載されています。ちなみにプルリクエストを送れば自分のゲームをこのコレクションに入れてくれるそうです。
ここでは、主にプラットフォーマー系ゲーム、アクションゲームの類を主に見ていきたいと思います。そのほかにも私が気になったゲームも見てみます。
antcopter
頭のプロペラで少し飛ぶことができるアリ(?)くんを操作するプラットフォーマー。ゲームとしての完成度が高いです。
spunky
コインを集めてゴールへ。カメラの位置が固定で画面端にくると次の画面に切り替わるタイプではなく、プレイヤーキャラクターが中心に来るように連続的にスクロールするタイプ。
wired
垂れ下がったヒモを別のところにつなげたりできる、パズル要素の強いプラットフォーマー。面白そうなんですが、最初のところの仕掛けからすでによくわからなくて私は先に進むことができてないです。
strikeforce
ボタンで弾を発射できる。ロックマンっぽい?青と黄色を使っていてゲームボーイっぽくない配色で画面が見やすいです。
Hammer Joe
これたぶん元ネタはマリオブラザーズの対戦のやつだ! 白、緑、茶色をうまく使っていて色使いがきれい。
Platformer Test
WASM-4作者のブルーノ兄貴が作ったプラットフォーマーのサンプル。
Maze
3D迷路を歩き回れます。4色しか使えないのに、ディザリングで濃淡を表現して、テクスチャやフォグ表現まで実装されていますね。すごい。
Pocket Dust
いわゆるセルオートマトンで粉や液体の振る舞いをシミュレーションするやつ。有名どころだと「粉遊び」とか、Noitaもこのセルオートマトンを応用したゲームですね。
The Legend of GEML: Awakening
ゼルダのような見下ろし型のゲーム。ドット絵がふんだんに使われています。
言語の統計
ところで、WASM-4はさまざまな言語でゲーム開発ができるわけですが、ゲームジャムでどの言語を使ったかというアンケートの結果がこのページに載っています。
一番人気は Zig で、それに AssemblyScript や Rust が続くという感じのようです。Zigが使いやすいようなので、Zigも気になりますね。
次回予告
ゲームはひとりで遊ぶのもいいですが、他のプレイヤーとの交流的な要素があると盛り上がったりするんですよね。直接対戦とはいかずとも、スコアラインキングで競えるみたいな仕組みができないか試行錯誤してみます。