ブロックテーマで クエリーループブロックを使うとき、以前のバージョンでは「テンプレートからクエリを継承」というトグルがありました。
しかし、最新のWordPress6.8ではUIが変更され、このオプションが「クエリータイプ」という設定にまとめられています。
WordPress 6.8 の新しい仕様
クエリーループを選択すると、右サイドバーに「クエリータイプ」が表示されます。
選べるのは次の2つです。
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デフォルト
- 旧「テンプレートからクエリを継承 = ON」と同じ動作
- テンプレート(カテゴリーページ、タグページ、著者ページなど)に応じた投稿一覧が自動で表示されます
- アーカイブページの投稿一覧を出したい場合はこれを選べばOK
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カスタム
- 投稿タイプや並び順などを自分で指定できます
- 旧「継承オフ」でカスタマイズしていたのと同じ動き。
画面イメージ
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デフォルトを選ぶと:
「現在のテンプレートに基づいて投稿やカスタム投稿タイプのリストを表示します」と表示されます。
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カスタムを選ぶと:
投稿タイプ(投稿、固定ページ、カスタム投稿タイプなど)や条件を選べる UI が表示されます。
まとめ
- WordPress 6.8 ではクエリーループの UI が変更され、
「テンプレートからクエリを継承」 → 「クエリータイプ」に統合されました。 - デフォルト = 継承 ON
- カスタム = 継承 OFF
- アーカイブテンプレートで単純に投稿一覧を出したい場合は 「デフォルト」 を選べばOK。
参考情報
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Make WordPress Core「Simplified Query Loop block with smarter defaults」
クエリループが「テンプレートから継承」を自動で有効にする仕様になり、UIもより直感的に使いやすくなった解説あり
https://make.wordpress.org/core/2024/09/23/core-editor-improvement-simplified-query-loop-block-with-smarter-defaults-intuitive-settings/?utm_source=chatgpt.com -
Kinsta「WordPress 6.8 の新機能」
クエリループで「固定投稿を無視する(ignore)オプション」などが追加された点を解説
https://kinsta.com/jp/blog/wordpress-6-8/?utm_source=chatgpt.com -
Pressidium「WordPress 6.8 パワーアップアップデート」
クエリループの柔軟な制御や改善内容を開発視点でまとめている記事 https://pressidium.com/blog/wordpress-6-8-refined-powerful-update-arrives/?utm_source=chatgpt.com