※ この記事は、こちらの続きです。
こんにちは!
今回は、立ち上げ時におこなったプロセス整備についてご紹介していきます。
やったこと
- (全ての要となる)見える化をどうやって実現するかを考える
- バーンダウン等 ダッシュボード機能付きカンバンを探して用意
- 初期段階のマイルストーンを作って関係者で合意&共通認識化しておく
- 最初のユーザーストーリーマップとプロダクトバックログを作る
- 最初のDONE/UNDONEリストを作る
- 最初のスキルマップを作る
- 最初の役割図を作る
- 最初のチームの時間割を作る
- ブランチ運用フローを決める
- 品質とテストの枠組みを決めておく
早く価値を提供し始めるために、できるだけ小さく早く立ち上げること。
そして、立ち上げ時にマッチした軽量なプロセスを心がけました。
プロセスもプロジェクトの成長と共に育てていくものだと考えています。
プロジェクトやチームの成熟度によりベストなプロセスも変わりますし、チームによってもチームにあったプロセスというものがあると考えています。
見える化をどうやって実現するかを考える
自律的に考えて動けと言われても、チームの状況も分からん、判断材料になる情報も無いでは考えることもできません!
他にも、悪いことの早期検知、事実ベースの測定、チームが自然と全体最適を考える、助け合いを生む、人のケア、チームへの入りやすさ 等など沢山の効果が得られます。
見える化って本当に大事です!
で、どうやって実現するかですけど、
Miroを中心に、AzureDevOpsを組み合わせることにしました。
基本Miroを見れば大体のことは分かる。全員が全てのことを知っているという状況を作るようにしています。
また、些細なことも朝会エリアに書いておけば拾ってくれる。話し合える。というようにしています。
今は、立ち上げ時に無かったリリースプロセスや緊急対応プロセスなんかも策定されてます。
タイムテーブルの左にはプランニングの進行に使うボードもあったりします。
他に、レビューガイドや「品質保証の考え方をアップデートしよう!」といったボードもありますね。生々しいw
Miro
以下の点が気に入ってます。
- 思考を妨げない! とても大事!
思いついたらパッと書けるし、思い通りのものが書き表せる。
(些細なことも拾っていきたいので、反対に書くまでの手間や制約が多いものはNG) - 自由度が高く、何でも書ける。すべてを1枚のボードに書くことが可能。
- ブレスト、ディスカッション、振り返り等のボードとして使える。
(先日はデザインスプリントのボードとして大活躍!)
Azure DevOps
なぜ Azure DevOps かというと、バーンダウンチャートを自動で書いてくれるからw
やはりアジャイルなので価値提供に注力したく、管理系はできるだけ自動化したいです。
その他、Azure DevOpsは、次のようなことに使っています。
- ダッシュボード
- カンバン
- プランニングポーカー
- wiki
- リポジトリ
- パイプライン
これら全てがサイドメニューからアクセスできるので大変便利です。
ちなみにダッシュボードでは、以下をリアルタイムに見える化しています。
- バーンダウン(ストーリーポイント/タスク数)
- ベロシティ
- 個人別実績(ストーリーポイント/タスク数)
- パイプライン状況(dev/stg)
- サイクルタイム(着手~クローズ)
- タスク
- みんな1日未満でクローズしてるか
(カンバンが動かず早期検出に支障が出るので原則1日未満でタスクを切るようにしているため) - 突出して時間がかかっているタスクがないか
- みんな1日未満でクローズしてるか
- よく使うストーリーポイントのユーザーストーリー
- 突出して時間がかかっているストーリーがないか
- 目安として平均を知りたい
- タスク
品質とテストの枠組みを決めておく
早く価値を提供していくために、過剰品質、過剰テストには気を付けました。
テストについては、効率的で無駄がないことも気を付けました。
(できるだけ重複なくコンパクトに)
その他
「最初の」シリーズは、育てていく前提で最初はミニマムが良いいと考えているものです。
ブランチ運用フロー
gitlab-flowを採用しました。
程良くシンプルで、ステージング運用ができるので。(github-flowはできない)
最初のユーザーストーリーマップ
最初のDONE/UNDONEリスト
最初のチームの時間割
最初の役割図を作る
最初のスキルマップ
おしまい
めっちゃ急いで書いたのでプロセスじゃないものも混じってますがご容赦ください!
できるだけ具体的な生の情報をお伝えできればと思い書きました。
参考になれば幸いです!