はじめに
Big Surにしてから、IoT関連USB機器への接続について何かと不安を感じる。
-Arduno Unoは大丈夫だけど、シリアルアダプターを介してArduino Pro Miniと接続することができない。
-アダプターを介してXBeeに接続することもできない。
-TWELITEとは、TWELite Stageを介して接続することは可能だが、シリアルの信号を普通のシリアル通信ソフトで取り込むことができない。
これらを解決すべく、Big Surに以前のMacOSで動くバーチャルマシンを入れてみようと思いたった。
結果
@minnsou氏の記述をもとに、Virtual Box上にCatalinaをインストールした仮想マシンを構築した。いくつかハマった点を記録しておく。
- El Capitanのインストール用のファイル(El Capitan Install.app)を持っていたので、それをisoに変換してみた。isoファイルはうまくできたのだが、仮想マシンへのインストール時に、「書き込み可能なディスクをつかってインストールしてください」というような趣旨のエラーが出て、止まってしまう。Virtual Boxにiso以外の外部ディスク(特にUSBメモリ)を検出させるすべがよくわからない。困った...。
- 他のバージョンのインストールディスクを入手しようとしたが、私のBig SurだとダウンロードできたのはCatalinaだけ。そして、@minnsou氏にはBig Sur上ではCatalinaは同ページの方法だとisoにできないと書いてある。が、やってみたら、変換できた!
- 無事に仮想マシンにCatalinaをインストールした。少なくとも、TweLiteはシリアル通信ソフトから検出できることが確認できた。
なお、作業の途中でParallelsも試してみた。インストールや設定はParallelsが圧倒的に簡単だが、El Capianはisoファイルからはやはりインストールできなかった。App Storeからシステムファイルをダウンロードしようとするためのよう。
動作もParallelsの方が快適。Virtual Boxだと時々マウス(トラックパッド)の動きが悪くなる。とはいえ、Virtual Boxでも再起動するとマウスの動きが良好になるようであり、私の要求する水準には達している。
ホストのMacとフィイルをやり取りするために、Virtual Box上のCatalinaにはさらに、Google Driveを導入した。これで、ファイル交換にもあまり不便はない。
その後(20210807追記)
Longan nano氏のページにFTDIのBig Sur対応ドライバーが公開されたとの記事。これでvirtual Machineは使わなくても解決。