float
型とは
小数点を含む数値のことで、小数点以下が0のみの場合もfloat
型に分類される。
例)1.1, 2.0, 0.03, …
float
型の演算
float
型を含む演算は結果もfloat
型になる。
>>> 2 + 1.0 # 加算
3.0
>>> 2 - 1.0 # 減算
1.0
>>> 2 * 1.0 # 乗算
2.0
>>> 2 / 1.0 # 除算
2.0
また、演算式中にint
型しか含まれない場合でも除算の場合は結果はfloat
型になる。
>>> 3 / 2
1.5
>>> 3 / 3
1.0 # 割り切れてもfloat型
除算結果を小数点以下を切り捨てたint
型にしたい場合は整数除算(//
)を用いる
>>> 3 // 3
1
整数除算の結果割り切れた場合でも演算式にfloat
型を含む場合、出力はint
型ではなくfloat
型になる。
※演算式中のオペランドの中でもっとも広い型に合わせて結果が出力されるため
int
型 < float
型 < complex
型(複素数)
型の広さ…表現可能な数値のバリエーション
>>> 3.0 // 3.0 # 結果は1だがfloat型で出力される
1.0
整数除算の結果が負の値になる場合は負の方向に丸められる
>>> -1 // 2 # -0.5を負の方向に丸める
-1
>>> -3 // 2 # -1.5を負の方向に丸める
-2
まとめ
-
float
型とは小数点を含む数値のこと(小数点以下が0のみ場合も) -
float
型を含む演算は結果もfloat
型 -
int
型のみの除算でも結果はfloat
型 - 除算結果の小数点以下を切り捨てたい場合は整数除算(
//
)を用いる -
float
型を含む整数除算の場合、小数点以下は切り捨てられて0になるが結果はfloat
型 - 整数除算の結果が負の値になる場合は負の方向に丸められる