今回はバッチを使用する際に覚えておくと便利なコマンドをいくつかご紹介いたします。
1 @echo off
2 %変数%
3 call
4 rem
1 @echo off
バッチの先頭行に必ずと言っていいほど記述されているものです。
このコマンドの意味は「コマンドの画面表示を消す」というものです。
バッチファイルを実行したあとに、バッチファイルに書いたコマンドが表示されなくなるというもので、
たいていのバッチファイルを使用する際はコマンド表示が冗長で不必要と感じるため「@echo off」を用いてスッキリさせます。
また、offをonに変えるとコマンド自体やそのテキスト全部表示させるといったコマンドになります。
2 %変数%
バッチファイルのほとんどは変数が使われています。
その変数の中身を参照したいときに両端を%で囲むことによって引っ張ってくることができます。
3 call
バッチファイル内から別のバッチファイルを呼び出す際に使うコマンドです。
下記が使用例となります。
call {呼び出したいバッチファイル名}
4 rem
バッチファイルの変数を補足する際などに使用されるコマンドです。
意味合いとしてはコメントアウトさせるコマンドになります。
下記が使用例となります。
rem{コメント}
コメントアウトする用途としては主に二点あり
・プログラムのメモを書きたいとき
・一時的に特定の行を実行したくないとき
バッチファイルを作成するのが自分だけであっても後から確認する人や自分がいなくなったとき、この変数は何の変数なのかなどわかりやすくさせる意味でもこのコマンドは必要不可欠なものだと思います。
今回は初めて触るひとに覚えておくと便利なコマンドをいくつか紹介していきました。
しかし、こんなのはほんの一部でしかないので調べて自分で触ってみるのが一番面白いと思います。
まだまだバッチのコマンドについては私もこれから勉強していきます。