■はじめに
この記事はジーズアカデミーアドベントカレンダー2020の12/17(木)向けに記載しました。当初はWEBサービスの非機能要件について調査した内容を書く予定でしたが、「直近の卒業生」という期間限定の切符を活かすために、ジーズアカデミーに関することを書こうと思い内容を変更しました。
WEBを学べる環境を探していた私がジーズアカデミーに強く惹かれたのも、卒業生の記事でした。この記事が、初めてプログラミングに挑戦しようとしている人や、私のように他業界のシステムエンジニアがWEB業界にスキルチェンジしようとしている人の参考になってくれると幸いです。
■noteの紹介
まずはじめに、私が卒業直後に記載したnoteを紹介させてください。今回のQiitaの記事は、このnoteで書ききれなかった点に関して記載していこうと思いますのでぜひ合わせて読んでみてください!
■プログラミングスクールの選び方
たくさんあるプログラミングスクールの中で、私がどのように情報を整理し、最終的にジーズアカデミーを選択したかを紹介します。これは、その当時の私なりの価値観であるため、皆さんならどのような選択をするか考えてみてください。
スクール全体をリスト化する
まずは選択肢の母数を広げることが重要です。Googleやnote/qiita/Twitter検索を利用し、「プログラミング」「スクール」「福岡」「○○言語(興味あるもの)」などをキーワードにしてエクセルにまとめました。この時点で25種類のスクールが候補に上がりました。
どのように学ぶか
私は福岡に住んでいます。東京のみでオフライン形式というものはこの段階で省かれました。福岡に教室が存在するものが12箇所、場所を選ばないオンラインで完結するものが7箇所候補に残りました。
今は状況が変わっているかもしれませんが、当時、オンライン完結スクールの特徴は、自分で学習していき、割り当てられたメンターに一定回数の質問ができるという形が多かったです。こちらのメリットはスタート時期や学習する時間を自分で決められることで、企業で働きながら時間を確保し自走するタイプの人に適していると思います。
一方オフラインスクールは、教室という形を取り、1人の講師に対して複数の生徒がつくという形が多かったです。こちらのメリットはプログラミング漬けになれる環境が手に入ること、一緒の時期にスタートした仲間がいて、共に悩み、挑戦し、成長できるということです。ジーズアカデミーはこちらのタイプでした。
どちらが適しているかは人によるのですが、すでに退職して時間に自由があったこともあり、オフライン教室タイプにしようと考えました。
スクール側の目的を感じ取る
スクールが受講生の未来をどのように考えているかを発信できているかも気にしました。ジーズアカデミー的に言えば、**スクール側の「Why me」**です。なぜスクールという形で人を育てるのかが、自分の将来像に合っているかは非常に重要です。
スクールを運営する会社が人材派遣業や人材紹介業を兼任している場合は、就職率は高いと思われます。しかし、会社が紹介しやすい人材を育てるカリキュラムを行っているのではないか、その方針は自分の将来像に合うものかどうかを検討することが必要です。
これは実際に入学前に聞いたのですが、ジーズアカデミーは企業に人材を斡旋してお金をもらったりすることはありません。純粋に生徒の達成したい将来像を全力でサポートしてくれます。逆に、自分の将来像がぼやけていると辛いかもしれませんが安心してください。自分の「Why me」を掘り下げる機会が豊富にあります。
ジーズアカデミーはプログラミングを学ばせるためのスクールではなく、自分の将来像がまず有って、それを達成する手段として「プログラミング」が存在し、達成する過程が「就職」だろうと「起業」だろうと構わない、というスタイルです。いってみれば、「就職」も「起業」も目的ではなく手段です。
ジーズアカデミーの目的は、達成したい将来像を支援するコミュニティを作ることだと感じました。これは個人の感想でもあるので、正式な発信は公式WEBを参照してぜひ感じ取ってください。
Misson
ミッション
「自らのチカラでセカイを変えようと行動する人を支援する」
価格だけで比較は意味がない
私は最初こそ価格を気にしていましたが、スクール間を価格だけで相対評価するのは間違いだと気づきました。これまで述べてきた判断基準に見合う価格であれば良いと思います。たとえ無料のスクールであっても、実態が派遣企業の社内研修の前倒し、みたいなカリキュラムかもしれません。安いスクールに安易に飛びつくのは逆に貴重な時間を無駄にしてしまう恐れがあると判断しました。
ネット上の発信がどれくらいあるか
noteやQiitaでスクールの名前を出して情報発信されている記事がどれくらいあるか調べました。この段階で「ジーズアカデミーは一味違うよ」という記事を複数目にすることになりました。複数のスクールを紹介して紹介報酬をもらうような広告が目的の記事ではなく、卒業生が書いた記事だったので真実味が増しました。
話を聞きに行く
どんなに調査しても実態は外からはわかりません。気になったら実際に話しを聞きに行きましょう。私は調査段階でジーズアカデミーが一番適しているのではないかという気持ちで話を聞きに行き、事前に調査した内容と不一致がなかったため、ここで間違いないなと決断を下しました。
以上が、私のプログラミングスクールの選び方と、ジーズアカデミー選択に至った経緯です。次にジーズアカデミー期間の生活スタイルについて紹介します。
■ジーズアカデミー期間の生活スタイル
ジーズアカデミーには週末コースと平日コースがあります。私は平日コースだったので、平日は以下の円グラフのような生活スタイルをとっていました。時間が前後したり順番が逆になることは有っても、時間配分としてはだいたい同じ割合だったと思います。
ジーズアカデミーでこの生活をするためのポイントを紹介します。
授業に全力でついていく
授業のスピードは早いため、分からないことを翌日まで残さないことが重要です。そのためにも、「できた!」「できない!」を仲間と共有することは非常に有効でした。すぐに答えを求めることは成長に繋がりませんが、悩みすぎもよくありません。適切な質問をすることは成長のもとだと思います。
授業外のプログラム時間を確保
なによりも、プログラムに集中できる時間を**「授業外で作る」ことが大切です。なぜならば授業で行うことは基礎の基礎であり、そこから自走して発展させることが重要**になるからです1人だとなかなか手が動かない場合は、授業後G’sに残って勉強するのも効果的でした。同じ空間で頑張っている人がいるという状況は励みになります。
移動時間はインプット時間
通学時間は、徒歩、バス、電車及び待ち時間を含めると、毎日往復で3時間程かかっていました。3時間でも6ヶ月(96日くらい)で288時間です。この時間を無駄にはしたくないですよね。私は、この時間をインプットに使ったりしていました。UdemyやYouTube、電子書籍、qiitaなどをスマートフォンで視聴していました。また、企画考えたりすることも有効です。
人が少なければプログラムも可能ですが、画面が揺れて酔うのでおすすめしません。できれば近くに部屋を借りるなどの移動時間を少なくする施策取れるといいのですが、難しい場合も有効に活用することで限られた時間を有効活用しましょう。
睡眠の重要性
睡眠不足は集中力を欠きます。前職で徹夜作業は何度か経験していましたが、翌日の無能感に絶望しました。時間は限られていますが、睡眠不足には注意したいところです。考えながら寝ると翌朝、ふといいアイディアを思いついたりするというメリットもあります。なので行き詰まったら寝てしまうのもありなのです。
休日はリラックス時間も作る
ストイックにプログラムしまくるのも重要ですが、リラックスも重要です。私は、ジーズアカデミーが休みの日などは、日光を浴びに散歩&地域猫の観察にでかけました。リラックスして散歩していたらふといいアイディアを思いついたりするというメリットもあります。
以上が、ジーズアカデミーで生活をするためのポイントでした。
■挑戦を継続するために必要な事
2020/12/16(水)に以下のイベントに登壇しました。
30歳越えてプログラミングに挑戦するなら必要な5つの事
そこで話そうと思っている内容を簡単にまとめます。
(この記事はイベントの前に記載しています。)
1. 目的意識
目的を持って学ぶことは何よりも学習効果に影響します。何を達成したいからプログラミングを学ぶのでしょうか。その軸がしっかりしていればプログラミング学習の苦しさは達成感が帳消しにしてくれるでしょう。
また、目的を持って学べば、達成する手段は1通りではないことに気付くと思います。どの手段で目的を達成しようかと考えるのもプログラミングの楽しいところの一つです。
2. 手を動かす
最初はどうしても、何を、どう学ぶか、効率のいい学習方法を探してしまいます。しかし、初学者段階では、その探す時間を実際に動くものを作り上げる時間に当てたほうが効率的だったりします。究極的にはまずHello Worldレベルのプログラムを動かすということです。不思議なことに一度動かすとどんどん手が動いてしまうものです。たくさんの手段を知った上で自分の目的にあった手段とその学習方法を確立していくのがいいと思います。
実は私はこれがなかなか実現できませんでした。ジーズアカデミー在学中も将来的にはReact.jsやりたいと思いつつも、「Javascriptの基礎もできてないからまだ早い」という思い込みにより、React.jsに手を付けたのは卒業制作からでした。それまでは素のJavascriptかjQueryで頑張っていましたが、もっと早くからいろんなことにHello Worldしていれば良かったと今では考えています。
3. 選択と集中
現在の生活スタイルを変えて、新しくプログラミングをやろうとしても、取り組める時間は限られています。いつかやろうと、いつかやろうと引き伸ばしてきた人は、**「いつかは今だ」**と思いこむ必要があります。
忙しさを理由になかなか動き出せない人は退路を断つという選択肢もあります。大袈裟な言い方をすると、何かを得るためには何かを捨てる覚悟が必要ということです。仕事、人間関係、しがらみ、趣味の時間、睡眠時間、なんとなく過ごした時間、何を削りますか。
4. 自分のスタイルを見つける
プログラミング学習は簡単には進みません。一日一歩も進めないこともあります(後退してるんじゃないかと思うことも)。そんな中、挫折せずに継続するには自分のスタイルを見つけることが重要です。
ネット上であれリアルであれ、すごい人はたくさんいます。しかしその人の真似ができるわけではないですし、真似しても同じ結果を出せるとは限りません。周りと比べて、「自分にはどうせできない」という感情を捨てて自分のスタイルを見つけましょう。それが継続する力になります。
5. 環境を活かす
note:挑戦者のいる環境に身を置けるありがたさでも語りましたが、私はジーズアカデミーという環境に助けられました。周りには目的は違えど挑戦する人ばかりです。挑戦している人を間近で見ることは勇気づけられますし、自分の挑戦もまた誰かを勇気づけているかもしれません。そのような環境を手に入れたら大切にして、自分の目的の達成に活かしてください。
また、周りの大切な人の理解も大切です。いかに自分の目指す道があっても、認めてもらいたい人に認めてもらえないのは寂しいですね(※これは、それでもやるんだよ!っという檄が飛んできそうですが)。人は周りに支えられて生きています。自分の熱意と行動力で周り大切な人の理解を獲得できれば、諦めずに、自分が信じた道を突き進むことができるでしょう。
■終わりに
この記事が、初めてプログラミングに挑戦しようとしている人や、私のように他業界のシステムエンジニアがWEB業界にスキルチェンジしようとしている人の参考になってくれると幸いです。
ジーズアカデミーや私自身に興味を持たれた方、お気軽にお声がけください。
(2021/2/27追記 WEBのお仕事で就職決まって現在リモートワークしています。ありがとうございます。)