はじめに
この記事は【新人向け】入社して3年たった僕が後悔していることまとめ(Qiita)の影響を大きく受けています。
「新卒は3年は続ける」という、賛否両論の言葉もある中、
自分はちょうど倍の6年のキャリアを積んできたので、完全に便乗ですが、記事としてまとめてみました。いわゆるポエムです。
一般的なエンジニアさんと比べるとかなり異色だとは思いますが、こんな生き方もあるよ、ということで参考にしていただけると嬉しいです。
略歴
大卒エンジニア(28歳) エンジニア歴6年
主にC#、python、PHPのWebエンジニア
現在はフリーランスとして現場に常駐
後悔
【後悔1】 人と話すのがどんどん恐くなってしまった
この1年ほどで、自分はエンジニアとして生きていくんだ、という強い思いを抱いてやってきたのですが、
人と話すのがものすごく怖くなってきました。人見知りが加速してきた気がします。
その原因として、少し前は色んなイベントだったり、新しい出会いを目指して行動などしていたのですが、
最近はコーディングのために部屋にこもることが多くなって、人と出会う絶対数が少なくなってしまっているのかもしれないです。
人間関係でトラブルがあったりして、トラウマもあるのかもしれません。
もっと色んな人との出会い、それも対面での交流を続けていけばよかったなと思っています。
これから社会人になる方は、学生時代の友達だけでなく、まったく違う業種やタイプの人との交流を進めていけるといいと思います。
【後悔2】 自分の欠点を埋めようと脇道に逸れてしまった
元々の性格がかなりネガティブなこともあって、エンジニアとして食べていけるのか、すごく不安がありました。
そのため、『無い物ねだりで』自分の不安と欠点を埋めようと、脇道に逸れた行動をしていた時期がありました。
具体例には、MLMを誘われてやってみたり、新しい教育ということで数百万投資したりです。
本当は「フリーランスとして、自分を商品としてやってみたい」という思いをずっと前から持っていたのですが、その挑戦と決断をするのがだいぶ遅くなってしまいました。
その行動自体で得たものも多かったのですが、『欠点と不安を埋める』ための行動は必要なかったなと思っています。
【後悔3】 世界を見据えて勉強や行動をしていなかった
エンジニアとして生きていくならば、英語は必須です。
ということを、自分は3ヶ月間オフショア開発のために行ったベトナムで学びました。
ベトナムでは、交流する時は英語がメインでした。
(ちなみにベトナムの公用語はベトナム語です。お互い第2言語で交流していました)
学生時代から「どうせ俺は国内で生きていくから笑」と、まったく英語を勉強していなかった自分は、この時ものすごく後悔しました。まったく聞き取れなかったし話せなかったです。
英語が出来ていないと、エンジニアとしての20%程度しか活躍できないと思って下さい。公式ドキュメントも、ちょっと難しめのドキュメントであれば英語オンリーです。
英語が苦手な新人の方は、今からでも少しずつでも、英語の勉強してほしいです。
【後悔4】 『自分がやった方が早い』という呪縛から逃れられていない
エンジニアとして開発を続けてきた結果、ちょっとした開発であればかなり出来るようになってきました。
ただその弊害として、プロジェクトに対して『自分がやった方が早い』という思いがものすごくあります。
自分がプログラミングを教えたり、若手に開発を振ったりするのですが、
進捗が思わしくないと「あー俺がやっちゃおうかな」と、正直思ってしまっています。
それは絶対絶対×××です。本当に自分がやってしまったら、若手の成長を阻害してしまうし、やる気も奪ってしまいます。そして自分自身の時間も取られてしまいます。
なので、「人に依頼する・任せる・振る」という経験をもっと積みたかったなと思っています。
振ることで、進捗を確認するタイミングやスケジュール管理など、コーディングするものとは別の経験・能力を得ることが出来たなと思いました。
良かったこと
【良1】 どこでも活躍できる自信がついた
自分は新卒で入った会社を11ヶ月で辞めました。
また、【後悔2】でも触れましたが、脇道は逸れたものの、大分色んな挑戦をすることが出来ました。
その結果、本当にやってみたかったフリーランスになることを決断し、今は色んな人にお世話になりながら、活動することが出来ています。
イヤな会社はちゃっちゃと辞めろ、自分次第でどうにでもなるから・・・という話をすることも出来ます。
エンジニアは残念ながら、労働環境が悪いところも非常に多いです。
エンジニアと会社との相性が悪いと、どれだけ優れた人でも『使えない人』になったりします。
そんな時には決断し、自分の意志で行動してください。
そのために、どこでも活躍できるような、自分の武器を磨き続けることを続けていってください。
【良2】 「どうせ失敗するときはする」ということを学んだ
人間、絶対「失敗したくない」という気持ちを持っていると思います。
自分も一緒。失敗なんてしたくない。
けど、色々やってるうちに『どうあっても失敗するときはする』ということを学びました。
自分の問題、相手の問題……色んな要因はありますが、どれだけ気をつけてようが何しようが、失敗するときは絶対する。
なので、「どうせ失敗するなら、やるだけやって失敗しよう」と思うようになりました。
これも上の方で書いた、色んな挑戦をしてみて、失敗して学んだことです。
今後、人生において『分岐点』が訪れると思いますが、その時は、「どうせ失敗するから、やってみよう」ぐらいの気持ちで、チャレンジをしてみてほしいなと願っています。
まとめ
新卒3年の頃は、自分のスキルを高めることに必死だった記憶がありますが、
6年経った今は、求めたいこと・求められることも変わってきました。
その時その時で、必要なことが変わっています。
新卒の皆には、きっと色んなことがあると思いますが、
その場その場の波に、頑張って向き合って欲しいなと思っています!