7
3

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 5 years have passed since last update.

株式会社オプトの仙台開発拠点でエンジニアをしている @hiroshist です

はじめに

AWS re:Invent 2018 Serverless re:Cap】に参加し、AWS Lambda Layersを利用することでLambda関数で利用する共有ライブラリを管理できるようになったという事で試してみたいと思いましたので、
今回はNode.jsでLambda関数を作る際に利用しているServerless FrameworkLambda Layersを作成して見たいと思います。

開発環境

  • Windows10
  • Visual Studio Code
  • Node.js

インストール

折角なので、Serverless Frameworkをインストールする所から始めます

$ npm install -g serverless
$ serverless --version
1.35.0

バージョンを確認すると今回は1.35.0がインストールされました。

サービスを作成

以下のコマンドを実行するとAWS Node.js用のテンプレートがmy-layersというフォルダ配下に作成されます

$ serverless create --template aws-nodejs --path my-layers
Serverless: Successfully generated boilerplate for template: "aws-nodejs"

テンプレートとして以下の3ファイルが作成されている状態になります

.gitignore
handler.js
serverless.yml

モジュールを作成

Lamdba関数で利用する日付を返すモジュールtermを作成します

layer-dir # yamlで指定
  nodejs
    node_modules
      term
        index.js

PATHについて

layersのPATHについては言語ごとに指定されているものがあるので詳細は以下のドキュメントを参考にしてみてください。
configuration-layers-path

コード

今回はシンプルに昨日の日付を返す関数を作成します

exports.yesterday = function () {
    var now = new Date();
    return new Date(now.getFullYear(), now.getMonth(), now.getDate() - 1)
};

yaml

serverless.ymlを更新します

layers:
  hello:
    path: layer-dir # 上記のモジュール作成時のPATHで指定した名称
    name: ${self:provider.stage}-MyLayerName

詳しい書き方は公式サイトを参考にしてみてください。
AWS - Layers

DEPLOY

deployコマンドを実行し、リモートに展開します。
「AWS Lambda - Layers」一覧に今回作成したdev-MyLayerNameが追加されている事が確認できます。
[パッケージのダウンロード]ボタンから今回作成したモジュールをzipでダウンロードする事もできます。

$ serverless deploy

Lamdbaでモジュールを呼び出してみる

handler.js

const term = require('term');
module.exports.hello = async (event, context) => {
  return term.yesterday();
}

serverless.yml

functions:
  hello:
    handler: handler.hello
    layers:
      - {バージョン ARN}

バージョンARNは
arn:aws:lambda:{region}:{account_id}:layer:${self:provider.stage}-MyLayerName:{version}
のような形になっています。

詳しい書き方は公式サイトを参考にしてみてください。
AWS - Layers

DEPLOY

最後にLambda関数もdeployコマンドを実行し、リモートに展開します。
実行するとLayersに作成したモジュールが呼び出されているが確認できると思います。

さいごに

今回Layersを利用してみた感想です

  • よく使うモジュールなどを一括管理でき、共有できるのは便利
  • ただし、モジュールをLayersにする事でローカル等の環境をどうするのか課題(個人的はまだ解決策が見えていない)
  • 自動的に依存関係は解決して欲しい
  • Layers側のバージョン管理が煩雑かも
  • deployするたびにバージョンはインクリメントされる
  • 頻繁に更新するようなモジュールはLayersで管理すると、呼び出し側の組み込みに工夫が必要そう
7
3
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
7
3

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?