はじめに
テクニカルブログ投稿キャンペーンのアプリケーションモダナイゼーション集中月間の8月の記事になります。
対策テーマ
サーバレス技術を活用した社会課題の解決策
- 空き家問題
- 買い物難民問題
- 東京一極集中
- フードロス問題
テーマの選択について
4テーマから「買い物難民問題」の解決策について記載します。
サービス概要
買い物難民のケースとしては、やはり高齢化に伴い買い物にいけない、地方の交通機関の衰退に伴い買い物にいけない、といったものが上げられます。
それに対して、複数の事業社と提携し、その提携事業社のメニュー内から注文したものをドローンで配達するアプリを想定しています。
なお、事業社登録用には別途Webサイトを設けて、提供元の事業所や在庫情報はそこで管理します。
一見高齢者ではこのような機能を使いこなすのが難しいかもしれませんが、ご家族などの代理での注文も可能とし、
ドローンに設置されているカメラで、配達先の動画などを残すことで、その配達先での様子も見ることが可能とします。
※仮に受け取れない場合、高齢者の異常を検知し、受け取れない旨のアラートをあげるような機能もいいかなと思いました。
また、利用回数を重ねたり、年齢や食事の嗜好、栄養バランスに応じて、レコメンド機能も付与し、似たようなサービスとの差別化、利用率上昇を考えました。
その後の傾向分析も行えるような仕組みも併設し、継続利用してもらえるようなサービスを目指します。
アーキテクチャ概要
- Cloud Run で開発者でも簡易的に構築できる環境とする
- 事業社登録用と利用者用で分ける
- Cloud Armor で脆弱性対策を行う
- 静的コンテンツはCloud Storageを使う
- Spannerほどの可用性は必要ではないと考えてほどほどの負荷を意識しAlloyDBを選択
- 管理サイト側も在庫情報をもつので同様の理由でAlloyDBを選択
- 利用者情報はidentity platformを使って認証する
- 検索やレコメンドでRecomended AI を使って利用率や注文率の上昇を狙う
- GoogleAnalyticsを利用したBQと連携し、Lookerも使ってデータ分析をできる基盤を作る
- 動画を撮影し顔検出はCloud Visionを使って実際に配達されたことを確認する
- 顔認証はできないので、顔検出のみでいいか、は悩ましいところ(課題)
- 顔検出できない場合はアラートなどを出して、高齢者の見守りも兼ねている
- レコメンドや検索の情報はサービス影響与えないよう、BQと連携しそこからデータをすい上げる
- BQへ保存したデータはLookerなどで分析も可能な状態とする
- Firebase App Distributionでテストアプリ配信、管理し開発効率をあげる
所感
正直インフラ関連の業務を主にしているため、開発的な視点で難しいところなどあるかもしれません。
ただ経験の中から利用するGoogle Cloudのサービスを想定し、可能な限りサーバレス化できたかなと思っています。
初めてこういったものに投稿するのですが、色々発想を鍛えるためにもいい経験になったかな、と思っています。
サービス内容的にどこかで聞いたことのあるものになってしまって、もう少し面白い発想ができればよかったな、と思いました。
補足
利用サービスが図にしかないので、改めてここに掲載します。
- コンピューティング
- Cloud Run
- Cloud Functions
- データベース
- Alloy DB
- Cloud Firestore
- NW
- Cloud Armor
- ストレージ
- Cloud Storage
- 認証
- Identity Platform
- 顔認証
- Cloud Vision
- アプリ管理
- Firebase App Distribution
- レコメンド、検索
- Recommendation AI
- 分析
- BigQuery
- Google Analytics for Firebase
- Looker