#変数とは
変数とは,扱うデータ(値)に名前をつけて一時的に利用できるものです.例えると,収納ボックスにラベリングして,何が入っているか分かりやすくするようなイメージです.
# boxが変数名,"clothes"が変数に格納するデータ(値)
box = "clothes"
box という入れ物の変数に clothes という文字列が格納されます.この変数名は好きなように名前をつけることができます.ただし,命名規則といってあまり推奨されない名前の付け方もあるので,一例を下記に.
# "1"は本人にしか分かりにくいので使わない
price1 = 100
#CamelCase(キャメルケース):ラクダのこぶのように"C"が出っ張っている.単語の頭文字を大文字にして繋げる表記.この慣習はあまりないです.
priceCost = 100
#同じ変数名では何が格納されているか分からない
x = "abc" x = "123" x = "def"
#分かりにくい
i, j = 1, 2
a = b = 10
#SnakeCase(スネークケース):アンダースコアで繋げる表記
box_upper = tops
box_middle = bottom
#式展開
変数の値を文字列の中で表したいときは以下の通りコードを書きます.
box = "clothes"
puts "ここには#{box}が入っています"
実行結果
ここにはclothesが入っています
#サンプル(自己紹介)
変数および式展開を用いた自己紹介をしてみます.
name = "Hoshino"
age = "37"
hometown = "Saitama"
address = "Tokyo"
postal_code = "111-2222"
puts "自己紹介をします!"
puts "ぼくの名前は#{name}です."
puts "年齢は#{age}です."
puts "出身地は#{hometown}で,現在は#{address}に住んでいます."
puts "郵便番号は#{postal_code}です."
puts "よろしくお願いします!"
ここで何度も"puts"を入力しましたが,正直ちょっと面倒くさい.ということで,ヒアドキュメントを活用すると楽になります.
name = "Hoshino"
age = "37"
hometown = "Saitama"
address = "Tokyo"
postal_code = "111-2222"
puts <<~TEXT
自己紹介をします!
ぼくの名前は#{name}です.
年齢は#{age}です.
出身地は#{hometown}で,現在は#{address}に住んでいます.
郵便番号は#{postal_code}です.
よろしくお願いします!
TEXT
<<~TEXT 〇〇 TEXT で〇〇に記述された複数行の文字を出力することができます.さらに改行もそのまましてくれます.
ヒアドキュメントを活用できると複数行の記述がかなり楽になりますね.
#まとめ
・変数とは,扱うデータに名前をつけて一時的に利用できるもの(例えるなら箱)
・式展開は,変数の値を文字列の中で表示させること
・ヒアドキュメントを活用すると複数行の記述が楽になる