Rubyの基礎であるputsを用いて文字列や数字を入出力する方法を簡単に解説します.
#puts
putsとは,ターミナルに文字列や数字を出力させる「命令」のことで,出力すると最後に改行が入ります.
Rubyにおいて,putsは頻繁に使われるメソッドなので使い方をよく押さえる必要があります.
#文字列を表示させる
テキストエディタで以下を入力し保存します.
puts "Hello World!"
ターミナルで出力を実行すると以下の結果が得られると思います.
Hello World!
今回,出力した「Hello World!」は,「文字列」と呼ばれるものです.
プログラミングでは,文字のことを文字列,数字のことを整数や小数などと明確に区別しています.
文字列 "1" と整数 1 は一見同じように見えますが,全く別物の扱いとなるので違いを理解しておくことが大切です.
例えば 1+1 の答えは 2 ですが,"1 + 1"は文字列なので出力結果も別物になります.
もう一つ大切なことは"(ダブルクオーテーション)で文字列を囲むことです.
ダブルクウォーテーションで文字列を囲むことで,囲まれたものが「文字列」と識別されます.試しに,
puts Hello World!
と入力して,ターミナルで実行してみていただけると分かります.
そう,出力されないんですよ.
ここでは"(ダブルクウォーテーション)を使用しましたが,'(シングルクウォーテーション)で同様に文字列を囲って出力しても,実行結果は同じです.
基本的にはダブルクウォーテーションを使用することが多いですが,2種類あることを押さえておいて下さい.
#数字を表示させる
数字を表示させるには,puts のあとに""を入力する必要はないので,そのまま数字を入力するだけです.
puts 2
ターミナルには
2
と出力されます.
また,計算式を書けば計算結果を出力してくれます.
puts 2 + 3
puts 8 - 1
puts 3 * 3
puts 9 / 3
puts 10 % 3
実行結果は
5
7
9
3
1
このように計算結果を表示することができます.
見慣れない記号もあるかと思いますが,これらは演算子と呼ばれる記号です.
演算子 | 内容 |
---|---|
+ | 足し算(加算) |
- | 引き算(減算) |
* | 掛け算(乗算) |
/ | 割り算(除算) |
% | 余り |
色々な数字を組み合わせて入出力してみると理解が深まりますので,ぜひ手を動かしてみて下さい.
#まとめ
・今回はputsを用いて文字列や数字の入出力を行いました.
・文字列は"(ダブルクウォーテーション)で囲むこと,
・"(ダブルクウォーテーション)は文字列もしくは,数字として出力したいかによって使い分けること.