概要
Pythonを新規インストール、または仮想環境作成時、Windows
環境の場合、pip
関連のファイル書き換えが必要だった。
しかし、pip 10.0.1
をインストールする場合、その作業は不要になった。
前提バージョン
ツール等 | バージョン |
---|---|
OS | Windows 10 Pro 1709(Fall Creators Update) |
Python | 3.6.5 |
pip(VerUp前) | 9.0.3 |
pip(VerUp後) | 10.0.1 |
pipの書き換えについて
仮想環境作成等作成直後に、pip
を使ってパッケージをインストールしようとすると、Windows
だとエンコードのエラーが発生します。
これを回避するには、ここにあるようなファイル書き換えを行う必要がありました。
新たな回避方法:pipのバージョンアップ
上の画像の、エラーメッセージ直後のメッセージにもありますが、pip
のバージョンアップが行われ、記載時点で10.0.1
が公開されています。
これをインストールすると、上に書いた書き換えを行わずとも、pip
を普通に利用できます。
pipバージョンアップ方法
仮想環境等を起動した状態で、コマンドライン、PowerShell等で
python -m pip install --upgrade pip
と入力し、実行すると、バージョンアップが行われます。
バージョン確認
仮想環境等を起動した状態で、コマンドライン、PowerShell等で
pip --version
で、バージョンを確認できます。
手順の変更
Windows
で、Python
の仮想環境を作成した場合です。
旧手順
-
venv
で仮想環境を作成する -
pip
のファイルを書き換える -
pip
を使って必要なモジュールをインストールする
新手順
-
venv
で仮想環境を作成する pip
のバージョンを上げる-
pip
を使って必要なモジュールをインストールする
新手順のほうが、手作業を排除でき、楽になったと思います。
必要なくなるとき
Python
にインクルードされるpip
のバージョンが10.0.1
になったとき、この記事にある内容自体、不要になると想定されます。
それまでは、pip
のバージョンアップを実施して、回避するほうが安全で楽だと思います。