今回のゴール
下記動画 のように、商品名と数量を入力するだけで棚卸計算してくれるアプリを一緒に作っていきましょう!
このアプリでできること
- 棚卸商品の在庫数をスマホで入力
- 商品ごとの単価 × 数量 = 金額を自動計算
- 複数店舗・複数人で同時編集もOK(リアルタイム反映)
スプレッドシートの事前準備
商品名 | 単価 |
---|---|
イカ | 198 |
タコ | 128 |
上記のように商品名と単価のみの入力で問題ないです。
必要な商品についてすべて入力をしてください
Glideでの作成手順
1. スプレッドシートの準備
- 上記のような構成で作成
- 商品名・単価の2列を用意
2. Glideで新規アプリを作成
- https://www.glideapps.com/ にアクセス
- 「New App」→「Google Sheetから作成」を選択し、先ほどのスプレッドシートを選ぶ
3. データを追加する
- 画面上部にある「Data」を選択し+ボタンで棚卸数、商品参照、金額、合計金額を追加
- 下記画像のように設定
4. 商品選択・在庫数の入力リストを作る
- 画面上部から「Layout」に移動
- 下記画像を参考にリストの追加・設定
5. 合計金額を表示するページを作る
- 下記画像のように新しいスクリーンを作成し、テキストを追加
- 下記画像のように設定し、合計金額を画面表示させる
スマホで使うには?
- 右上の「Share」からQRコードを読み取る or リンクを送るだけ
- Webアプリとしてスマホに追加も可能(PWA対応)
実際に使ってもらおう!
今回は同じ部署の先輩社員であるEさんにプロトタイプの使用をお願いしました!
使用前に簡単なアプリの操作方法と棚卸業務をPCとの行き来や、無駄なメモを減らして携帯1本で完結させることを目的として作ったことを説明しました

(自分で使ったアプリを目の前で使ってくれるの嬉しい…)
実際に使ってもらってみて
Glideを使えば、Excelでやっていた棚卸作業をスマホでサクサク操作できるようになります。パートさんや店舗スタッフが使いやすいように設計すれば、紙の棚卸表はもう不要に!
と最初は私も思ってました…
なのでウキウキで、棚卸作業が完了したタイミングに、このアプリはEさんの業務を効率化できるものでしたか?また、今後も使いたいと思いますかと聞いてみました
しかし実際には…
「これ、Excelでよくね」
「いつもExcelでやってることが携帯でできるだけでそれを効率化と呼べるのかはわからないけど個人的には携帯だと画面が小さいし操作もしにくくて今後は使いたいと思わないかな」
とのご意見をいただきました…
完全にその通りでした…
というのも私の部署はPCが置いてある部屋から近く、冷凍庫で数数えてExcelに打てば棚卸解決なんですよね…
それに加えて冷凍庫の中だと回線が悪くて思うようにアプリが動きませんでした。
でも!自分が作ったプロトタイプを実際に使ってもらって正直な意見を貰うのはすごく嬉しかったです。
でも悔しいのでこのアプリをさらに魔改造してEさんに
「使わせてください…」
と言わせるようなものにしたいと思いました(笑)
最後に
今回のプロトタイプを作ってまず作ってみるという事の大切さを学びました。
棚卸アプリをノーコードじゃなくて一から自分で作ったり、かなり凝った機能を入れて時間をかけて作ったものが必要ないと言われたら3日は寝込んでました…
まずプロトタイプは早い段階から使ってみて都度フィードバックを貰いながら完成を目指していく。という形がより良いものを作る流れなのかなと感じました。
最後まで読んでいただきありがとうございました!