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Minikube環境構築手順(Windows10, VirtualBox利用)

Last updated at Posted at 2019-03-12

前提

  • Windows10 Proが導入された64bit PC

既知の問題

  • Docker DesktopはHyper-Vを前提にしているため、起動時にはHyper-Vを有効にするようにBIOS, OSの設定変更が必要(Docker Desktopを導入するとCLIのDockerコマンドが導入されるため)
  • 一方でMinikubeはHyper-Vでは起動しない(ドキュメント上は起動するはずだが原因不明)
  • そこでDocker Desktop導入時のみHyper-Vを有効にして、導入が終わったらHyper-Vを無効化する方針をとる

導入するソフトウェア一覧

名称 バージョン 説明
Docker Desktop 2.0.0.3 Windows用のDocker環境
Minikube v0.35.0 簡単にKubernetesを導入できるパッケージ
VirtualBox 5.2.26 仮想化ソフトウェア
kubectl v1.13.0 Kubernetesを操作するCommandLineツール
helm 2.13.0 コンテナ用のパッケージマネージャー

1. BIOSでIntelの仮想化機能を有効化する

  1. 次の手順などを参考にさせていただき、BIOS画面を表示させる.
    https://freesoft.tvbok.com/win10/access_uefi_bios_setup.html
  2. 仮想化機能を有効化する(Lenovo T470の場合は、 Security→Virtualizationを選択して、Intel Virtualization Technology, Intel VT-d FeatureをEnableにする)

2. Hyper-Vを有効化する

  1. Windows10の設定から「Windowsの機能の有効化または無効化」を開く
  2. Hyper-Vの機能にチェックを入れる

3. Docker Desktopの導入

  1. 次のページから、インストーラーを入手する(要ユーザー登録)
  2. https://hub.docker.com/editions/community/docker-ce-desktop-windows
  3. インストーラーを実行する
  4. インストール時に"Use Windows containers instead of Linux containers"にはチェックを入れないこと
  5. Docker Desktopを起動するとタスクトレイにDockerのアイコンが表示されるので、右クリックして"Start Docker Desktop when you log in"のチェックを外す

4. Hyper-Vを無効化する

  1. Windows10の設定から「Windowsの機能の有効化または無効化」を開く
  2. Hyper-Vの機能のチェックを外す

5. kubectlコマンドの導入

  1. ブラウザで以下のURLにアクセスしてツールをダウンロードする
    https://storage.googleapis.com/kubernetes-release/release/v1.13.0/bin/windows/amd64/kubectl.exe
  2. 適当なディレクトリに配置して、そのディレクトリにパスを通す

6. Minikubeの導入

  1. ブラウザで以下のURLにアクセスしてツールをダウンロードする
    https://storage.googleapis.com/minikube/releases/v0.35.0/minikube-windows-amd64.exe
  2. 適当なディレクトリに配置して、そのディレクトリにパスを通す
  3. ファイル名をminikube.exeに変更する(任意)
  4. コマンドプロンプトを起動してminikube startというコマンドを実行する
  5. エラーがなく完了したら、minikube addons enable ingressというコマンドを実行して、Ingressを有効化する
  6. minikube dashboardというコマンドを実行し、ブラウザにダッシュボード画面が表示されれば導入完了。Ctrl+Cで終了する

7. Helmの導入

  1. ブラウザで以下のURLにアクセスしてツールをダウンロードする
    https://storage.googleapis.com/kubernetes-helm/helm-v2.13.0-windows-amd64.zip
  2. zipを展開してhelm.exeを適当なディレクトリに配置して、そのディレクトリにパスを通す
  3. コマンドプロンプトでhelm initというコマンドを実行する
  4. 1分程度待ってhelm versionというコマンドを実行し、ClientとServerのバージョンが表示されれば導入完了
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