Gem「ruby_var_dump」を作成&リリースしました
RubyでPHPのvar_dumpライクな機能を提供するGem『ruby_var_dump』をリリースしました
RubyGems.org
https://rubygems.org/gems/ruby_var_dump
Github
https://github.com/hirokiyam/ruby_var_dump
特徴
PHPのvar_dump関数に相当する機能をRubyで実現します。
変数の中身を詳細に表示するためのツールです。
使い方
Gemfileに以下を追記します。
gem 'ruby_var_dump'
gemをインストールします。
bundle install
使いたいクラスで呼び出す場合
ruby_var_dumpを使いたいクラスに以下を追加して、RubyVarDumpモジュールのメソッドを組み込みます。
require 'ruby_var_dump' #ファイルの先頭に追加
include RubyVarDump # classの先頭に追加
設定の例
以下は ruby_var_dump を使うサンプルのクラスの例です。
require 'ruby_var_dump'
class ExampleClass
include RubyVarDump
def demonstrate_dump
# 変数に値を代入
my_hash = {key1: "value1", key2: 123}
my_array = [1, 2, 3, {nested_key: "nested_value"}]
# dump というメソッドで実行
dump my_hash
dump my_array
end
end
先頭で require 'ruby_var_dump' をして
クラス内部に include RubyVarDump を記述してください。
出力
上記の出力は以下のようになります。
{
:key1 => "value1",
:key2 => 123
}
=> nil
[
1,
2,
3,
{
:nested_key => "nested_value"
}
]
=> nil
Railsでの使い方
Railsに組み込む場合は以下のように設定します。
1. イニシャライズ用のファイルを作成
touch config/initializers/setup_ruby_var_dump.rb
config/initializers フォルダに、上記のように任意の名前でファイルを作成します。
上記は touch コマンドで setup_ruby_var_dump.rb という名前のファイルを作成しています。
2. ruby_var_dump をオブジェクトクラスに組み込む
# config/initializers/setup_ruby_var_dump.rb
require 'ruby_var_dump'
Object.include RubyVarDump
上記を記述して ruby_var_dump のモジュールをRubyのオブジェクトクラスに組み込みます。これにより dump メソッドがRailsアプリケーション内でグローバルに使えるようになります。
1 と 2 をワンライナーで行う場合
以下をコマンドラインで実行してください。
echo -e "# config/initializers/setup_ruby_var_dump.rb\nrequire 'ruby_var_dump'\nObject.include RubyVarDump" > config/initializers/setup_ruby_var_dump.rb
メソッドの使い方
出力は「dump」というメソッドで行います。
実行
dump "abc"
出力
"abc"
=> nil
実行
item = {key1: "value1", key2: 1024, key3: {key4: {key5: "value5", key6: [11,22]}}}
dump item
出力
{
:key1 => "value1",
:key2 => 1024,
:key3 => {
:key4 => {
:key5 => "value5",
:key6 => [
11,
22
]
}
}
}
=> nil
このように配列はハッシュなどのオブジェクトがグラフィカルに出力されます。
バージョン0.1.4でActive Recordの出力にも対応しました。
バグ報告などがございましたらお気軽にご連絡いただけますと幸いです。