Slack Botで匿名チャット
背景
チームや組織で仕事をしていると「あ、これ改善できそう」、「この運用はどうだろうか」、「これはおかしいだろう」なんてことが多々あるかと思います。
そんなときに、実名のチャットでは「あいつ、こんなこと言ってるけど、云々」、「でも、これは仕方がない」、「これを認めると立場的になぁ」といった具合にコミュニケーションがしづらい場面が出てきます。
そこで、匿名チャットを作って各自の意見を垂れ流しにしてはどうかと思いました。
垂れ流しにされた意見が時として自分の作業の改善につながったり、スキルアップにつながることもあるはずです。
興味のある方はぜひ触ってみてください。
他にもっと良さげな方法等ありましたら、コメントお願いいたします。
Slackでの準備
Botを作成する
API Tokenを確認する
- 後ほど環境変数として使用します
投稿用のChannelを作成する
- 作成したBotをInviteします
共有用のChannelを作成する
- 作成したBotをInviteします
- チャンネルのidを確認します
- ブラウザのデベロッパーツールでチャンネルの要素を検証し、data-channel-id="チャンネルid"を確認します
- 後ほど環境変数として使用します
Botアプリをデプロイします
- 今回はHerokuを使用します
- CLIを使って設定します
- Getting Started on Heroku with Node.jsで初期設定の方法を確認してみてください
- また、無料プランでは30分アクセスがないと停止してしまうのでご注意ください
$ git clone https://github.com/hirokisan/slack-anony-bot.git
$ cd slack-anony-bot
$ heroku create YourAppName
$ heroku config:add SLACK_API_TOKEN="先ほど取得したAPI Token"
$ heroku config:add ANONYMOUS_CHANNEL_ID="先ほど確認したチャンネルのid"
$ echo 'web: node index.js' >> Procfile
$ git add . && git commit -m "Add Procfile" && git push heroku master