概要
前回の記事の続き
アプリケーション層について簡単にまとめて行きます
対象
インフラ勉強始めたいけど何からやったらいいのかよくわからない人向け
目次
- アプリケーション層のプロトコル
- HTTPについて
- mailについて
- FTPについて
- sshについて
- ピアトゥーピアについて
アプリケーション層のプロトコルについて
アプリケーション層のプロトコルは、そのアプリケーションの特性に別れたプロトコルが採用されています。
なぜならアプリケーションごとに重視するものが異なるからです。
ウェブアプリであれば正確性、電話などにおいては正確性より速度と安定性がより重視されたプロトコルが採用されています。
以下ではそれぞれのプロトコルを見ていきます。
HTTPについて
ウェブアプリケーションではHTTPプロトコルが採用されています。
HTTPメッセージ
ホストとクライアント間でやりとりされHTTPプロトコルに基づいたメッセージ。
リクエストとレスポンスの2種類が存在する。
URLとHTTPリクエスト
URLからHTTPリクエストが作成される。
http://ja.wikipedia.org/wiki/Wikipedia
上記の例で言えば、
http→スキーマ
ja.wikipedia.org→ホスト名
/wiki/Wikipedia→ディレクトリ名
となる。
これらを使用して、HTTPリクエストは生成される。
mailについて
mailに使用されるプロトコル
SMTPとPOPの2種類が存在する。
SMTP→メールをクライアントから、メールサーバーに送る時に使用するプロトコル。
POP→メールをメールサーバーから送り先に送る際に使用するプロトコル。
SMTPには認証機能がないが、POPの認証機能を利用したりSMTP authなどの技術を使用して他のクライアントからの悪用を防いでいる。
IMAP
POPでは受信時にサーバー側のメールを削除してしまう。→端末側で保存する必要がある。
IMAPでは、サーバー側にメールを保存しておいてメールを毎回サーバー経由で読み込ませる。
FTP
ファイル転送用プロトコル
コネクションの種類
FTPでは2種類の接続を行います。
- コントロールコネクション・・・FTPのコマンドをやりとりする接続
- エータコネクション・・・実際のファイルを送る接続
二つの独立した接続があることで、ファイルを送りながらコマンドを送ることができます。
ssh
遠隔地のシェルの操作のための接続プロトコル。
ピアトゥーピア
同一のネットワークに属すパソコン間で、お互いをサーバーとホスト両方として扱う通信。
有名なものだとAir dropとか??
OSごとで異なる通信方式を採用している。
終わりに
次回以降はさらにそれぞれを詳しくやっていきます。