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Gitはじめてガイド:Mac/Windows/Ubuntu 対応 初心者向けセットアップ&基本操作まとめ

Last updated at Posted at 2025-06-19

🚀 はじめに

この記事では,これからGitを使って開発を始めたい方向けに,

  • Mac / Windows / Ubuntu での Git 環境構築
  • GitHubとのSSH接続設定
  • よく使うGitコマンドの具体例(コミット,プッシュ等)
  • 間違えたときのリセット方法や履歴の見方

などを一気通貫で解説します.
最初はこれを覚えておけば問題ないです.

目次

  1. 🛠 Gitのインストール
  2. ⚙️ Git 初期セットアップ
  3. 🔰 基本操作
  4. 🧑‍💻 複数端末での開発
  5. 🙈 .gitignoreの作成と適用
  6. 🔄 コミット履歴の確認・取り消し
  7. ✅ まとめ

1. 🛠 Gitのインストール

🍎 Mac

Homebrewが未インストールの場合は以下を実行:

/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"

Gitのインストール:

brew install git

Gitのバージョン確認(インストール成功の確認):

git --version

🪟 Windows

  • Git for Windows をダウンロードし,Git Bash をインストール.
  • Git Bash で以下を実行:
git --version

🐧 Ubuntu

Gitのインストール:

sudo apt update
sudo apt install git -y
git --version

2. ⚙️ Git 初期セットアップ

ユーザー名・メールの設定

git config --global user.name "あなたのユーザー名"
git config --global user.email "あなたのメールアドレス"

SSHキーの生成・GitHub登録

🔧 ローカル環境用(GitHub CLIを利用)

インストール

# macOS (Homebrew)
brew install gh
# Ubuntu
sudo apt install gh -y

動作確認

gh --version

認証

gh auth login

選択肢:GitHub.com → SSH → Y → Webブラウザ → 指示に従う.

🔧 手動設定(🐳 Docker環境用)

ssh-keygen -t ed25519 -C "あなたのメールアドレス"
eval "$(ssh-agent -s)"
ssh-add ~/.ssh/id_ed25519
cat ~/.ssh/id_ed25519.pub

ブラウザで GitHub にログインし,SSHキー設定ページ に公開鍵を登録.

接続テスト

ssh -T git@github.com

Hi ユーザー名! You've successfully authenticated... のような出力があれば成功です(標準エラーに出ることもありますが正常です).

3. 🔰 基本操作

リポジトリの初期化

git init

状態確認(変更されたファイルなど)

git status

ファイル追加・コミット

ステージング(コミットするファイルの追加)

git add ファイル名
git add .  # すべての変更ファイルを追加

コミット(ステージングされたファイルを履歴に記録)

git commit -m "コメント"

GitHub CLI(gh)でリモートリポジトリ作成およびプッシュ(GitHubにアップロード)

gh repo create {リポジトリ名} --private --source=. --remote={リモート名} --push
  • {リポジトリ名}:GitHubに作成するリポジトリの名前.プロジェクト名などを付けると分かりやすいです.
  • {リモート名}:ローカルからこのリポジトリにアクセスする際の「あだ名」です.詳しくは応用編で説明しますが,基本的には origin とするのが一般的です.
  • --push:これつけると,リモート作成後にそのまま初回 push まで実行され,今後は"git push"だけでプッシュできます.

gh repo create testRepository --private --source=. --remote=origin --push

二回目以降のプッシュ

git push

初回〜2回目以降における,ステージング〜プッシュ例

初回

git add .
git commit -m "Initial Commit"
gh repo create testRepository --private --source=. --remote=origin --push

2回目以降

git add .
git commit -m "通信機能の実装"
git push

4. 🧑‍💻 複数端末での開発

リポジトリをclone

  • HTTPSでクローン
git clone https://github.com/{ユーザー名}/{リポジトリ名}.git
  • SSHでクローン
git clone git@github.com:{ユーザー名}/{リポジトリ名}.git
  • GitHub CLI(gh)でクローン
gh repo clone {ユーザー名}/{リポジトリ名}

gh repo clone hiroki1389/testRepository

他端末の変更を取り込む

git pull

5. 🙈 .gitignoreの作成と適用

Gitにあげたくないファイルを".gitignore"に記述し,プロジェクトのルートに置くことでGitの管理対象外に設定できる.
参考テンプレート:GitHub gitignore リポジトリ

Gitはじめてガイド:Mac/Windows/Ubuntu 対応 初心者向けセットアップ&基本操作まとめ

🚀 はじめに

この記事では,これからGitを使って開発を始めたい方向けに,

  • Mac / Windows / Ubuntu での Git 環境構築
  • GitHubとのSSH接続設定
  • よく使うGitコマンドの具体例(コミット,プッシュ等)
  • 間違えたときのリセット方法や履歴の見方

などを一気通貫で解説します.
最初はこれを覚えておけば問題ないです.

目次

  1. 🛠 Gitのインストール
  2. ⚙️ Git 初期セットアップ
  3. 🔰 基本操作
  4. 🧑‍💻 複数端末での開発
  5. 🙈 .gitignoreの作成と適用
  6. 🔄 コミット履歴の確認・取り消し
  7. ✅ まとめ

1. 🛠 Gitのインストール

🍎 Mac

Homebrewが未インストールの場合は以下を実行:

/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"

Gitのインストール:

brew install git

Gitのバージョン確認(インストール成功の確認):

git --version

🪟 Windows

  • Git for Windows をダウンロードし,Git Bash をインストール.
  • Git Bash で以下を実行:
git --version

🐧 Ubuntu

Gitのインストール:

sudo apt update
sudo apt install git -y
git --version

2. ⚙️ Git 初期セットアップ

ユーザー名・メールの設定

git config --global user.name "あなたのユーザー名"
git config --global user.email "あなたのメールアドレス"

SSHキーの生成・GitHub登録

🔧 ローカル環境用(GitHub CLIを利用)

インストール

# macOS (Homebrew)
brew install gh
# Ubuntu
sudo apt install gh -y

動作確認

gh --version

認証

gh auth login

選択肢:GitHub.com → SSH → Y → Webブラウザ → 指示に従う.

🔧 手動設定(🐳 Docker環境用)

ssh-keygen -t ed25519 -C "あなたのメールアドレス"
eval "$(ssh-agent -s)"
ssh-add ~/.ssh/id_ed25519
cat ~/.ssh/id_ed25519.pub

ブラウザで GitHub にログインし,SSHキー設定ページ に公開鍵を登録.

接続テスト

ssh -T git@github.com

Hi ユーザー名! You've successfully authenticated... のような出力があれば成功です(標準エラーに出ることもありますが正常です).

3. 🔰 基本操作

リポジトリの初期化

git init

状態確認(変更されたファイルなど)

git status

ファイル追加・コミット

ステージング(コミットするファイルの追加)

git add ファイル名
git add .  # すべての変更ファイルを追加

コミット(ステージングされたファイルを履歴に記録)

git commit -m "コメント"

GitHub CLI(gh)でリモートリポジトリ作成およびプッシュ(GitHubにアップロード)

gh repo create {リポジトリ名} --private --source=. --remote={リモート名} --push
  • {リポジトリ名}:GitHubに作成するリポジトリの名前.プロジェクト名などを付けると分かりやすいです.
  • {リモート名}:ローカルからこのリポジトリにアクセスする際の「あだ名」です.詳しくは応用編で説明しますが,基本的には origin とするのが一般的です.
  • --push:これつけると,リモート作成後にそのまま初回 push まで実行され,今後は"git push"だけでプッシュできます.

gh repo create testRepository --private --source=. --remote=origin --push

二回目以降のプッシュ

git push

初回〜2回目以降における,ステージング〜プッシュ例

初回

git add .
git commit -m "Initial Commit"
gh repo create testRepository --private --source=. --remote=origin --push

2回目以降

git add .
git commit -m "通信機能の実装"
git push

4. 🧑‍💻 複数端末での開発

リポジトリをclone

  • HTTPSでクローン
git clone https://github.com/{ユーザー名}/{リポジトリ名}.git
  • SSHでクローン
git clone git@github.com:{ユーザー名}/{リポジトリ名}.git
  • GitHub CLI(gh)でクローン
gh repo clone {ユーザー名}/{リポジトリ名}

gh repo clone hiroki1389/testRepository

他端末の変更を取り込む

git pull

5. 🙈 .gitignoreの作成と適用

Gitにあげたくないファイルを".gitignore"に記述し,プロジェクトのルートに置くことでGitの管理対象外に設定できる.
参考テンプレート:GitHub gitignore リポジトリ

.gitignore に後から追加したファイルをGit管理外にする

一度 Git に push したファイルは,後から .gitignore に追加しても自動で Git 管理外にはなりません.
そのため,以下の操作で一度追跡対象から外し,.gitignore に従って再追跡するようにします.

git rm -r --cached .
git add .
git commit -m "Apply .gitignore and untrack ignored files"
  • --cached オプションはファイルをローカルから削除せず,Git の追跡対象からのみ削除します.
  • .gitignore に記載されたファイルは,git add . をしても再び Git に追加されません.

⚠️ 注意:この操作はファイルを Git の管理から外すだけであり,これまでに push された履歴からは削除されません.完全な削除方法は応用編で説明します.

6. 🔄 コミット履歴の確認・取り消し

履歴を確認:

git log --oneline

直前のコミットを1つ戻す(内容は残す)

git reset --soft HEAD^

履歴も内容も完全に戻す

git reset --hard HEAD^

特定の履歴まで戻す

git reset --hard <コミットID>

強制プッシュ(GitHub上の履歴も上書きされる)

git push origin main --force

7. ✅ まとめ

これだけ覚えれば,Gitの基本操作がひと通りこなせます.
次はブランチ,マージ,プルリクなどチーム開発向けの操作を学びましょう.

.gitignore に後から追加したファイルをGit管理外にする

一度 Git に push したファイルは,後から .gitignore に追加しても自動で Git 管理外にはなりません.
そのため,以下の操作で一度追跡対象から外し,.gitignore に従って再追跡するようにします.

git rm -r --cached .
git add .
git commit -m "Apply .gitignore and untrack ignored files"
  • --cached オプションはファイルをローカルから削除せず,Git の追跡対象からのみ削除します.
  • .gitignore に記載されたファイルは,git add . をしても再び Git に追加されません.

⚠️ 注意:この操作はファイルを Git の管理から外すだけであり,これまでに push された履歴からは削除されません.完全な削除方法は応用編で説明します.

6. 🔄 コミット履歴の確認・取り消し

履歴を確認:

git log --oneline

直前のコミットを1つ戻す(内容は残す)

git reset --soft HEAD^

履歴も内容も完全に戻す

git reset --hard HEAD^

特定の履歴まで戻す

git reset --hard <コミットID>

強制プッシュ(GitHub上の履歴も上書きされる)

git push origin main --force

7. ✅ まとめ

これだけ覚えれば,Gitの基本操作がひと通りこなせます.
次はブランチ,マージ,プルリクなどチーム開発向けの操作を学びましょう.

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