#はじめに
私自身、半年ほど前にいきなりSalesforceに関わることになり、どこから手を付けたらいいのか困っていました。
その為、「とりあえず勉強しといて」と言われ困っていた、半年前の自分に向けて書いていきたいと思います。
※私は、チュートリアルのTrailheadを進めていて、「Salesforceは本来どう使われることを想定しているのか。」が分からず挫折しかけました。
#Salesforceって何なの?
世界で15万社以上の会社に利用されているSaaSです。
半年間関わった印象では、Salesforceの強みは
"難しいコーディングなし(ほとんど無し)で、社内システムを実装できる。"
というものです。
・コーディングなし
・基本機能を操るシステム担当者の、技術の取得コストが低い。
→基本機能を扱う分には、画面をポチポチするだけでできてしまいます。
・コストが低いから、外注せずに自社で開発できる。
・自社で開発できるから、現場の実務に即した開発ができる。
→簡単に実装できるので、もっとこんな機能あればいいのに、とか素早く反映できます。
・社内システムを実装できる
・簡単にデータの構築、連携ができる。
・取引先、商品、注文、契約etc...一般に社内システムで必要なものは標準オブジェクトとして存在する。
・独自のオブジェクトの作成や、項目追加、レコードのCRUDが画面からできる。
※コーディングすれば独自の機能も自由に作れますが、年3回のアップデートがあるため、作りこみすぎると管理コストが高くなります。
それ以外にも、
・ログイン機能(パスワードの入力規則や、定期更新の設定など)
・ユーザー管理
・社内でのチャット機能
・レポートや帳票出力
・画面のスマホ対応(レイアウト調整)
などの機能を自動で行ってくれます。
#結論
まず一歩目としては、以下のことが出来ればいいと思います。
・カスタムオブジェクトの作成
・項目の追加
・入力規則と共有権限設定
・タブ追加して、標準画面のレイアウト変更
必要なデータを自由に用意できるようになれば、あとは社内で行っている営業活動の管理や、レポートで売り上げを出力したいとか、こんなことやりたいなーと思ったことは大体道筋を用意してくれています。
二歩目以降は会社の業務の理解を深めることが大事だと思います。
例えば営業向けシステムなら、「アポどり→関係構築→プレゼン→問題解決→クロージング→契約→フォロー」とか、業務フローはもちろん、そのとき何が大事なのか、理解が必要です。
半年前の自分に言いたいのは、「コーディングすれば何でもできるけど、それは本来の使い道じゃないぞ。」ということです。
皆さんも一緒に、標準機能を使い倒しましょう。
それはそれとしてTrailheadのやたらと多い自画自賛を減らしてもらえないですかね・・・
「重要な機能」「素晴らしい機能」「担当者は涙を流して喜ぶでしょう」とか何が重要かわからないです。