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基礎からのVMware Cloud on AWSーその2

Last updated at Posted at 2018-12-28

ここのブログでは、VMware Cloud on AWSについての
基本について触れている第2回目です。

次回は管理インターフェースと基本的な構成の方法について触れます。

1.管理インターフェースについて

VMware Cloud on AWSの管理には次の4つの
インターフェースが関与してきます。

1)My VMware

VMwareのライセンスを購入している方ならおなじみのあれです。
通常はライセンス管理に利用しますが、
VMware Cloud on AWSでは事前に利用料のクレジットを
購入しておいて利用する場合があります。
クレジット利用の際にはこちらでクレジット残額を管理することになります。
当然、インターネット経由でのアクセスです。

なお、購入方法はまだ現時点でふれていませんので、
後日の記事にて触れていきます。

2)VMware Cloud コンソール

VMware Cloud 全般の管理を行うコンソールです。
on AWSのみならず、他のサービスもここで
デプロイすることが可能です。

SDDCもデプロイから、NSX周りの設定まで、
大枠の操作はここで操作することになりますので、
かなり重要な管理業務をここで行うことになります。

インターネット経由でのアクセスです。

3)vSphere Web Client

VMware環境の管理におなじみのアレです。
仮想マシンの管理はすべてここで行います。
従来のNSX(NSX-V)はここの画面からの管理になっていますが、
今後VMware Cloud on AWSで利用するNSXは
すべてNSX-Tになっていくこともあり、
NSX周りの管理はVMware Cloud コンソールの方で行います。

なお、リソースプール配下の管理のみが解放されており、
全ての操作権限があるわけではないので注意が必要です。

当初はインターネット経由でのアクセスができるよう、
グローバルIPが払い出しされているので注意です。

4)AWS マネジメントコンソール

AWSご利用の皆様なら必ず使うやつです。
特に特別なことはありません。
AWSネイティブな機能をVMware Cloud on AWSと
連携させて使う場合は、こちらから操作が必要です。
勿論、インターネット経由でのアクセスです。

このセクションのまとめ

各種コンソールについてここまででご紹介しました、
正直AWSのコンソールも避けては通れないので、
AWS知りませんでは利用できないことに注意が必要です。
特になんとなく知っているではなく、
ネットワーク周りはAWSの仕様を正しく理解し、
活用できることが求められるので、
VMwareは得意でもAWSの実務経験がないとここでハマります。
ユーザ企業の方は、提案してきた企業のAWS経験を正しく見極めて、
委託しないと失敗します。
指標となるのは、AWSのパートナー認定を取得しているかと、
実績をどの程度積み上げているか。
VMwareとAWSの双方が絡み合っているので、
トラブルシューティングの際など、
両社のパスを正しく使える必要がありますので、
その辺りを加味して委託先を選定するとよいでしょう。

2.構成方法の基本

調達方法は今後の記事で触れる為ここでは割愛しますが、
まずはVMware Cloud on AWSの利用ができるよう、
調達できたとして話を進めます。
今回はクレジットを事前に購入したと想定し、
おおまかな流れをご紹介します。

クレジットを購入して細々アクティベーションを
実施すれば、前項でご紹介した、
VMware Cloud コンソールが利用可能となります。
実際にログインすると、複数のVMware Cloudのサービスが
選択できるようになっていますが、
VMware Cloud on AWSを選択して利用を開始してください。

VMware Cloud on AWSの画面に移ると、
Create SDDCからの操作となります。
つまり、この画面でSDDCの作成をもう始められるということになります。
必要事項をウィザードに沿って入力すれば、
2~3時間もあれば、最小構成の環境が
自動的に作成されてくる、という手はずです。

実際、内部的にはCloud Foundationが動作し、
ウィザードで入力した引数を元に
環境構築が自動で構成されているようです。
vCenterやNSXなどは自動で構築され、
使える状態になって引き渡されてきます。
NSX周りは色々と構築に手間取るので、ありがたい話です。

利用可能な状態になって以降は、
ネットワーク周りの設定をVMware Cloud コンソールで行い、
その後vSphere Web Clientにアクセスして、
通常のVM環境と同じように仮想マシンを作成していく、
ということになります。

今回は以上です。
次回は、ユースケースについて触れたいと思います。
ここが結構重要な回です。

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