概要
2020/07/24 AWSのSysOpsアドミニストレータ アソシエイトを受験した。もともとAWSの認定試験は決められた受験会場で受験するのが基本で、自分は島根県松江市在住なのだが県内に受験可能な所はなく、1年半前にソリューション アーキテクト アソシエイトを受験したときには広島市まで受験しに行くために前日入りして受験した。受験費用は1万5千円ほどだったが、交通費宿泊費諸々で合計3万円ぐらいかかったと記憶している。
しかし新型コロナウイルス感染症の影響もあってか、最近になってピアソンVUEでは自宅で受験することも可能になった。辺境の地に住む私にとっては交通費が浮いて助かるし、7月23日から4連休ということもあって、1週間前から準備して受験してみることにした。
認定試験を受ける意義
自分はもともとあまり資格や認定試験に関心が薄い方だと思う。基礎情報も応用情報ももってない。ただ、それらが意味がないと思っているわけではなく、対象分野を全体的に網羅する理解を得るには意味があると思っている。とりわけAWSはIaaSの中でも機能が多く全体像が把握しづらく、把握していれば便利な十徳ナイフのようだが、把握していなければ思わぬところで足をすくわれるリスクもある諸刃の剣と感じており、AWSの認定試験はまさにそういうところを出してくることがあるので、全体像を把握するため、および「思わぬ落とし穴」をできるだけ事前に把握しておきたいという想いがあって受験した。
ただ、それだけで十分な技術力の証明というわけではなく、最終的には難解な現実の要件に対して最適な設計・運用プロセスを考案し、手を動かせるかどうかがエンジニアとして大切だと思う。あくまで全体像の把握のための受験。
受験申請
AWS認定のサイトから、「新しい試験の準備」をクリック、「AWS Certified SysOps Administrator - Associate」の「ピアソンVUE」を選択し、試験場所に自宅を選択した。この辺は他の場所での受験と同じ。
受験勉強
試験勉強はAWS Web問題集で学習しようで試験勉強した。SOAにも無料で挑戦できる問題がいくつか用意されており、けっこう解きごたえがあったので5000円ほど払って有料会員登録してSOAを全部やった。そのなかで理解していない部分や知らなかった部分はAWSのサイトを読んだ。
事前の準備
事前に受験のためのアプリをダウンロードし、動作テストまでは行っておいた。アプリのテストを実行すれば自動的にマイクやカメラなどの動作状況をチェックしてくれる。
試験当日
試験を受けるに当たって、まずは外部ディスプレイが禁止されているということで外部ディスプレイを別の部屋にうつした。また、自宅のPCはOSがLinuxだったけど受験できるのはWindowsとMacだけのようだったので、Linuxのパソコンは別の部屋に移動してMacBookProで受験することにした。
あと、念の為に本棚のIT関連の書籍は全て別の部屋にうつしておいた。
時間が来てログインすると、キー番号を要求された。これはピアソンから受信した受験メールのリンクからWebサイトを通してアプリを起動すると自動的に渡されるようだが、自分は直接アプリを立ち上げたために入力を促されて軽く焦った。
続いてスマートフォンでで指定のリンクを開くように指示が書いてあるためそれに従い、iPhoneのSafariでリンクを開く。再び受験キー番号を求められるのでこれを入力し、免許証の裏表の写真を撮影、登録した。この間に何回かはじめの画面に戻って受験番号を入力するように求められたが、入力するとそれまでに登録した写真等は記憶しているようなので最初からやり直しということはない。
画像を撮影・登録したのは運転免許証だけだった。念の為パスポートも用意していたのだが特に求められることはなかった。
試験官とのやりとり
すべて終わって次の手順に進むと、自動的にチャットが立ち上がって英語の挨拶が表示され、そこからは英語の音声でのやり取りになる。自分は英語はからっきしだが、まあなんとなかるでしょと楽観的に構えてたら試験官は結構長い英語をペラペラと喋ってくるのでこれはまずいと思い「Can I use chat?」と渾身のイングリッシュをかましたところ快く「OK!」と返してくれた。チャットももちろん英語だが、ヒアリングよりはよっぽど(自分にとっては)理解しやすいので安心した。
試験官からの要求は2つで、PCのカメラで受験する環境(パソコンデスク)をうつしてくれ、ということと、両手をカメラに移してくれ、ということの2つ。前者はPCを持ち上げてカメラがパソコンデスクに映るようにすればよく、両手はたぶんスマートウォッチをつけていないかのチェックだろうと何処かのサイトに書いてあった。
受験後
試験が終わるといくつかのアンケートがあり、終了と同時にあっけないぐらいにすぐ結果が表示される。ただ、この時は結果だけで点数や各分野の正解率などは後日わかる。
ただ、バッジは割と早くから使えるようになった。私のは以下(クリックでAcclaimにジャンプ)
感想
受験当日の試験官の英語はもうちょっとシンプルかと思ってたけど、(人によるかもだけど)けっこうペラペラと長く喋っておられて、受験者が英語がわかること前提という感じだった。けどチャットにしてくれ〜とお願いすればやってくれるので、私同様英語がダメな人はそうするのがいいかも。