ビジネスロジックとUI操作ロジックを分離して設計
UiPath開発のみならず、RPA開発ではWebアプリのUI変更や実行環境の違いによりエラーが起きる可能性が高い。
データ操作などのビジネスロジック側は要件が大きく変わらない限りは変更が少なく、エラーになりにくい。
例)
ビジネスロジック | UI操作ロジック |
---|---|
システム情報を更新する | 名前を入力する更新ボタンを押下 |
名前を入力する更新ボタンを押下 |
ワークフローで分離する
具体的には、ワークフローからワークフローを呼び出すアクティビティを利用する。
メリットとしては、
- ワークフローを分割することで効率的に開発ができる(機能単位での分担開発など)
- ワークフロー単位で品質管理できる(単体テストなど)
- ワークフローを再利用可能になる
ディレクトリ構成も分離する
ワークフローを動作対象のシステムや画面単位で分離する。
この時に、共通ライブラリとして使えそうなものは命名の工夫で汎用的なものにもつながる。
命名の活用とスコープのコントロール
UiPathは変数だけでなくアクティビティなど様々なものに名前が付けられる。
ワークフローファイル、アクティビティ、変数、引数など
処理をワークフローにコピーするときに、内部のスコープ変数も同時にコピーされてしまう。
コピー先で変数を再定義する手間が発生したり、名前の重複によるバグ混入の危険があるある。
シーケンス単位でスコープを設定できるので、コントロールする必要がある。
ワークフローの静的解析ツールの活用
ワークフロー アナライザーを活用して品質向上が見込める。
コードレビュー前には必ず実施することで、開発効率も向上する。
不要な変数、引数なども確認可能なため活用すべき。