Crowiいいですよね〜。愛用しております。
Webのエディタも使いやすいと思うのですが、がりがり長文かくときは、やっぱり普段使いのもので書きたいということで、Emacsクライアントを作ってみました。

インストール

Github: https://github.com/hirocarma/emacs-crowi

$git clone https://github.com/hirocarma/emacs-crowi

crowi.elをEmacsのロードパスの通ったところにおいて下さい。
curlが必要。
以下の基本的な設定をinit.elに追加してください。

(require 'crowi)
(setq crowi-access-token "xxxxxxxxxxxxxxx") ; User setting -> API settings
(setq crowi-user "crowi username") ;default (getenv "USER")
(setq crowi-uri "http://hogehoge.com:3000") ;default http://localhost:3000

サポートするAPI

usres.list
pages.list pages.get pages.update pages.create
comments.get comments.add
attachments.list attachments.add attachments.remove

使いかた

コマンド	説明
`crowi-users-list`	新しく作成したバッファにユーザリスト（ユーザ名、電子メール）を出力
`crowi-pages-list`	新しく作成したバッファにCrowiのページのリストを出力
`crowi-pages-get`	指定したページを新しく作成したバッファに出力
`crowi-pages-update-from-buffer`	バッファの内容でページを更新
`crowi-pages-update-from-file`	ファイルの内容でページを更新
`crowi-pages-from-buffer`	バッファの内容でページを作成
`crowi-pages-from-file`	ファイルからページを作成
`crowi-comments-get`	新しく作成したバッファにコメント一覧を出力
`crowi-comments-add-from-buffer`	バッファの内容でコメントを追加
`crowi-attachments-download`	指定したページの添付ファイルをダウンロード
`crowi-attachments-add`	指定したページに添付ファイルを追加

補完候補

Crowiのパスやファイルを指定する場合は、補完候補を表示します。(completing-read)
必須ではありませんが、helmないしidoの利用をお勧めします。
ページを更新したり、コメントを追加したりするときは、ページを指定する必要がありますが、
その場合、ページのリストをサーバーから取得して、補完候補として表示します。
新たにページを作成するときは、Crowiのパスを指定する必要があります。
それぞれ親パスとページ名をそれぞれ別に聞いてきます。
(少なくとも私の場合)既存のパスのどこかに新規に追加したいことが多いので。
作成先の候補を表示するときは、既存のパスを候補に表示するのに加えて、
"/user/username/memo/YY/MM/DD"も候補として表示します。
これはCrowiの 'New'ボタンを押したときの挙動の真似です。

*ファイルからページを作成する場合は、ファイル名(basename)を候補として出します。

取得したページや添付ファイルの保存

crowi-markdown-save変数をtに設定すると、
Markdownファイルを crowi-markdown-save-pathに保存します。
保存する際には、Crowiのパス名を維持します。

例:
Crowi path: /user/taro/memo/hogehoge
crowi-markdown-save-path: ~/wiki

download path -> ~/wiki//user/taro/memo/hogehoge.md

添付ファイルはページ名を先頭につけて保存します。

例:
/user/taro/memo/hogehogeの添付ファイルimage.png
crowi-markdown-save-path: ~/wiki

download path -> ~/wiki//user/taro/memo/hogehoge_image.png

カスタマイズ可能な変数

変数	type	default
`crowi-uri`		http://localhost:3000	crowiサーバーのuri
`crowi-access-token`	string	なし	crowiアクセストークン
`crowi-user`	string	getenv "USER"	crowiユーザー名
`crowi-curl`	string	curl	curlコマンド
`crowi-curl-options`	string	なし	Curlコマンドの追加オプション。各オプションはスペース区切り
`crowi-markdown-save`	boolean	nil	マークダウンをファイルに保存するかどうか
`crowi-markdown-save-path`	string	〜/ wiki	Markdownを保存するパス
`crowi-attachment-save-path`	string	〜/ wiki	添付ファイルを保存するパス

キー割り当て例

Markdown modeでキーを割り当てる場合

(add-hook 'markdown-mode-hook
		  (lambda () (local-set-key "\C-cu" 'crowi-pages-update-from-file)))

ライセンス

MIT