AWS認定ソリューションアーキテクト-アソシエイト(以下、SAA)に合格したので、何か残しておこうかと思い記事にしてみました。
正直この手の記事はあちこちにあり、個々の事前知識量や実業務での利用有無などにより万人にベストなものというのは存在しないと思うので、あくまでこれから受験する方や興味のある方が参考にする資料の選定に役立てばいいかなという程度です。
インフラ系の経歴
- 趣味程度でPythonをちょっと触れるくらいで業務での開発経験は無し。
- オンプレでLinuxサーバー数台、ルーターの設定を1年前くらいに初めて構築。
- AWSは上記と同じくらいの時期に単純構成のVPC、サブネット、EC2を興味で構築。
- AzureやGCPも上記のちょっと後に似たような構成で構築(業務半分、趣味半分)。
- どんなものかとクラウドプラクティショナー(以下、CP)の試験を受ける為に1ヶ月ほど勉強し、去年12月に受験するも不合格。(後で確認したところ、あと1問正解で合格だったんじゃないかという状態だった)
- 業務でAWSのcodeシリーズを使用したCI/CD環境の構築構築を約4ヶ月実施。
受験するに至った経緯
委託先からせっかくAWSを触っているし、実績がないから資格取っといたほうがいいんじゃない?ということで、以前にCPをあと少しというところだったこともあり、リベンジすることに。
それが数日後にCPは持ってても仕方ない、業務に最低必要なのはSAAだからそっち取りなさい、1ヶ月で。
ということになり、正直取れる自信はなかったがそちらを受験することに。
更に数日後、委託先からSAAはちょっと無理っぽいからCPまず取って、それからSAA取ったらということに。でもSAAの期限は前と変わらず1ヶ月後ね。
ということで最終的にCPとSAAどちらも受験することに。
しかも初めに設定された日付まで時間がなくなっていたので、2週連続で受験することに。
参考にした資料
CP
去年の12月に受験した際は試験対策書籍がなく、公式のトレーニングで動画を見たりホワイトペーパーを読むしかなかったが、今回改めて探してみるといくつか書籍があったので、その中で下記を電子書籍で購入し通勤時などに読んだ。
Codeシリーズを利用したCI/CD環境の構築をしていたこともあってか、以前に比べると全体を理解できていて、小テストも難しいと感じることなく解けていた。
「AWS認定資格試験テキスト AWS認定 クラウドプラクティショナー」
https://www.sbcr.jp/product/4797397406/
CP再受験についてはこれのみ。
公式の模擬試験もあるが、既に本試験も受けていて感覚は掴めているので不要と判断。
SAA
CPの延長上にあるとはいえ短い時間の中で、しかもどういった事が問われるのかなどわかっていない状況で、たまたま見かけ藁にもすがる思いで購入したのがこちら。
「これだけでOK! AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト試験突破講座(初心者向け21時間完全コース)」
https://www.udemy.com/aws-associate/
文章だけではなかなか頭に入らないので、動画なら希望あるかと。
更に期間限定で破格になっていたので即購入。
内容としては、SAAに最低限必要な知識の概要の説明とそれを実現する為に必要なサービスの構築のハンズオン、間々に小テストと模擬試験3回分という構成。
初心者が実務でもすぐに構築できるようにというのが強い感じで試験対策に使えるのは小テストと模擬試験かなというイメージ。
ハンズオン内での説明は言い回しや別に説明しなくてもとか、間違ってはいないだろうけど操作方法で気になるところが多々あり、手作り感満載です。
以下の書籍を別に受けて合格していた人がもっていたので借りてみました。
「徹底攻略 AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイト教科書」
https://book.impress.co.jp/books/1118101069
いわゆる黒本というやつらしいです。
CPの勉強中に軽く見てみましたが、CPで紹介した書籍とたいして内容が違わなかったので間にある小テストを実施したくらいでほぼ読まずに返却。
小テストもなんとなく理解できていたので、これはいけるかも?という希望が。
SAAはCP受験後あまり時間がなかったこともあり、公式の模擬試験は受けませんでした。
いざ受験
その前に、受験会場ですが「PSI」と「ピアソン」というところから選べるようになっていますが、PSIは基本平日のみ場所もあまり多くありません。土日に受験したくて比較的多くの場所から選択できるのはピアソンのようなので、いつどこで受けたいかによってどちらも確認してみるといいかと思います。
CPについては、前回より理解度が増していることもありある程度合格できそうな自信を持って回答できたこともあり、見直し含めて30分~40分ほどで終え無事に合格できました。
SAAについては、受験前までにサンプル問題によりレベルがバラバラだったこともありますが、そこそこいけるんじゃないかという気持ちもありました。
が、実際の問題はそれらの更に上を行くレベルの問題たちで、いくつかは全く聞いたことのないサービス名が出てきたりという状況で、途中申し込みしたレベル間違えたかな?と思うほどでした。
一通りを1時間ほどで終え、分からないながらもどこか問題の中にヒントがないかと時間ギリギリまで再チェック。
ドキドキでしたが「合格」の表記で肩の荷が降りた感じでした。
それにしてもあの合否結果画面もう少し変えてほしいなと。
ボタンポチポチしていってたらスルーしてしまいそうなところにひっそりとあるんですよね。
最後に。
選択式の試験であることで、わからなくてもどれか選択しておけばまぐれで正解になることもありますし、問題分に適切なサービスであったり設定を的確に知っておかなくてもなんとなくで合格できてしまいます。
自分自身勉強や問題集を解いていて、この資格が取れたからといって特に未経験者が実業務で活躍できるかというとそれは有り得ないと思っています。
ただ、実業務でAWSを利用していたり、これから仕事につく上で必要ということであれば、AWS上に存在する主要サービスを理解するいい機会になるはずです。