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リザーブドインスタンスでAWS節約!

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はじめに

AWSのサービスって使ってたらいつの間にか結構な金額行きますよね。。。
特に法人で利用すると結構なお値段。
「これからもAWSを使っていきたい。。だけど安く済ませたい。何か簡単に節約できる方法はないのか」と悩みます。
そんなお悩みを解決してくれるのがリザーブドインスタンス
一定期間サービスのサービス使用を先に契約すると、最大72%も割引をきかせてくれる素晴らしいシステムです。
※スポットインスタンスもお安くすみますが、安定稼働させるサーバーには向かないので一旦おいておきます。

本記事では、リザーブドインスタンスの概要から使い方、注意点まで説明していきます。
サーバー代お安く済ませたいという方はぜひぜひ読んでいってください〜

リザーブドインスタンスとは何なのか?

冒頭でも記載しましたが、リザーブドインスタンス(以下、RI)とは、長くサービスを使うことでインスタンス代を割り引いてくれるサービスです。
現在利用できるサービスは以下の通りです。

EC2, RDS, ElasticSearch, DynamoDB, ElasticCache, Redshift

ここからはEC2 RIに焦点を絞って書いていきます。
※ 途中RDSに関しても少〜し触れます。

どれくらい安くなるのか?

RIのタイプで結構変わってきて、基本的に18%〜72%の範囲で節約が可能です。
hpc6a.48xlargeのみ最低6%の節約ですが、それ以外は18%以上になっています。

範囲が広すぎるので、具体例挙げますね!
以下の条件の場合、25%の節約になります。
※ちなみにこの条件で、期間のみ3年に変更すると47%の割引率になります。

設定項目 設定値
インスタンスタイプ m5系(m5.xlarge等)
RIのタイプ コンバーティブル型
期間 1年
支払いオプション 全額前払
リージョン ap-northeast-1
オペレーティングシステム Linux
テナンシー 共有

RIにも色々設定があるんです!この設定によって料金が結構変わってきます。
ちなみに、設定値と料金の関係は、Amazon EC2 リザーブドインスタンスの料金で確認できますので、興味があったら確認してみてください!

ということで、ここからはRIの設定についてみていきます。

RIの設定について詳しく

RIの設定について、ここではタイプ, 支払いオプションについて見ていきます!

RIのタイプ

以下の2つあります。
『コンバーティブル型』と『スタンダード型』です。

それぞれの違いはこちらの通り。

※ちなみにRDSの場合、RIはスタンダード型のみとなっており、コンバーティブル型のようなインスタンスタイプ等の変更ができません。

スタンダード型は割引率が高い分変更に弱く、コンバーティブル型は割引率は低い分柔軟性があります。
どちらも契約期間が1年と3年のみです。

ちなみに、コンバーティブル型については、以下のような注意点もあります

  • 交換できるのは、RI の作成時の価格と同等以上のリザーブドインスタンスに限る。
  • マーケットプレイスにて販売はできない。

支払いオプション

支払いは「全額前払い」「一部前払い」「前払いなし」の 3 つの種類の支払いオプションから選択できます。
内容はそれぞれこんな感じ。。。

支払い方法 説明
全額前払い 初月にRIの料金をすべて支払う。一番割引率が高い
一部前払い 初月に一部の料金を支払う。その後は毎月支払い。少し割引率が高くなる
前払いなし 毎月料金を支払う。割引率は上記2つよりも低い

どれだけ割引率が違うか、例を見てみましょう!
冒頭で出した例を使ってみていきます!

設定項目 設定値
インスタンスタイプ m5系(m5.xlarge等)
RIのタイプ コンバーティブル型
期間 1年
リージョン ap-northeast-1
オペレーティングシステム Linux
テナンシー 共有

この状態で支払いオプションだけ変更すると、これくらいの割引率の違いがあります。

支払い方法 割引率
全額前払い 25%
一部前払い 24%
前払いなし 20%

5%は数字だけ見ると小さいですが、100万円の5%は5万円なのでそんなに無視できない数字な気もします。
この辺りは、自身のインスタンス料金と相談しながら支払いオプションを決めていく感じですかね〜

RIの料金割引っていつ反映されるの?

場合によっては即反映されます。

EC2 インスタンス使用の属性がアクティブな RI の属性に一致すれば、RI の割引料金が自動的に AWS 請求書に適用されます
引用 『Amazon EC2 リザーブドインスタンス(https://aws.amazon.com/jp/ec2/pricing/reserved-instances/)』

例えば、t3.smallのインスタンスが既に起動状態にある時、t3.smallのRIを購入すれば、自動的にt3.smallのインスタンスにRIの割引が適用されることになります。
追加の作業が発生しないのは嬉しいですね!

実際にリザーブドインスタンスを使ってみよう。

「こんな便利だったら使ってみたい!」という人もいるんじゃないでしょうか!?
ということで簡単にどの画面で設定できるのかサクッと見ていきます!

まずはEC2のナビゲーションペインから『リザーブドインスタンス』をクリックします。

  • リザーブドインスタンスの購入ページから『リザーブドインスタンスの購入』をクリックします。
    スクリーンショット 2022-07-08 8.11.35.jpg

  • 各種設定値を入れて、検索をかけます(画像の場合1年の契約になります)。
    スクリーンショット 2022-07-08 8.12.17.jpg

  • 検索後、すぐ下に料金確認画面が出てくるので、『カートに入れる』をクリックします。
    スクリーンショット 2022-07-08 8.13.05.jpg

  • カートの中身に進んで、『すべて注文』をクリックすると、購入完了です!
    スクリーンショット 2022-07-08 8.13.28.jpg

結構簡単ですよね!

ちなみに、購入したRIはコンバーティブル型なら変更できますよね!
変更をする際は、RIのページから対象のRIを選択肢して操作を進めていくだけなのですが、少しややこしいと感じた点があるので、最後に触れようと思います。

対象のRIを選択して、アクションというボタンを押すと、以下のような選択肢が出てきます。

『変更』『更新』『交換』っていうのが少しややこしいんですよね。。
ということで表に軽くまとめます!

選択肢 説明 補足
インスタンスタイプの変更 インスタンスのリージョンやAZ, インスタンスタイプの変更ができます。 インスタンスファミリーは変えられません。m5のRIを購入していたらm5系の中で同等以上のものから選択することができます
インスタンスタイプの更新 RIの契約更新です。 1年契約だったが、もう1年使いたいという場合はこちらを選択します。
インスタンスタイプの交換 インスタンスファミリー含めて新しいRIの設定のものと現在のRIを交換することができます。 交換という名前ですが契約期間を引き継いでくれます。

インスタンスのファミリー含めて諸々変更したいという場合はインスタンスタイプの交換を選択しましょう。

以上となります!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
ぜひAWSは節約しながら使っていきましょう〜!!

参考文献

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