Ansible Tower のインストールメモ

Ansible を使っていて、Ansible Tower も使ってみたくなったので、そのインストール時のメモ。

事前準備

Ansible Tower の使用には、まずここでユーザ登録をして Ansible Tower をダウンロード（"ansible-tower-setup-latest.tar.gz"）し、同時にライセンスを入手しておく必要があります。

どのディストリビューションを使うか

Ansible Tower は Ansible を使ってインストールされます。そのため、事前に Ansible のインストールが必要になります。今回様々なディストリビューションで試しましたが、Ubuntu 14.04 が最も簡単でした。下記、試したディストリビューションです。

• Ubuntu 16.04: Ubuntu は 14.x までのサポートというメッセージがでてエラー終了。
• CentOS 7: そもそも Ansible が yum のレポジトリにないので、そこからセットアップ。その後も iptable 関連のエラーなどで苦戦。
• Ubuntu 14.04: 何事もなく成功しました。

ということで、ここでは、Ubuntu 14.04 にインストールした時のメモをまとめます。

Ubuntu 14.04 へのインストール

Ubuntu server 14.04 をインストール後、Ansible Tower の tar.gz ファイルを展開。その後、inventory ファイルのパスワードを 3 箇所（下記 my_password となっている部分）を編集します。

# cat inventory 
[primary]
localhost ansible_connection=local

[secondary]

[database]

[all:vars]
admin_password='my_password'
redis_password='my_password'

pg_host=''
pg_port=''

pg_database='awx'
pg_username='awx'
pg_password='my_password'

その後、setup.sh を実行するだけで完了です。apt で Ansible を含め、必要なファイルをすべて取得してきてくれます。しばらく時間がかかるので辛抱強く待ちましょう。

python setup.sh

最終的に The setup process completed successfully. と表示されたら完了です。ブラウザでアクセスしてみます。

ログインとライセンス登録

セットアップ完了後、ブラウザでアクセスするとログイン画面が現れます。ログインユーザ名は admin、パスワードは上記 inventory で指定したものを使います。

ログイン後、用意してあったライセンスを登録して完了です。