はじめに
この記事は、 Claude Codeの便利なコマンドをまとめ」 です。基本的なコマンドを5分で理解し、開発効率の向上にお役立てください。
Claude Codeとは?
Claude Codeは、以下の特徴を持つAIコーディングアシスタントです:
- 🖥️ ターミナルネイティブ - 新しいウィンドウやIDEは不要
- 🧠 プロジェクト全体を理解 - コンテキストを自動で把握
- 🔧 実際に操作を実行 - ファイル編集、コマンド実行、コミットまで自動化
- 🚀 エージェント型 - 指示を与えれば自律的に作業を完了
インストール(30秒)
# npmでグローバルインストール
npm install -g @anthropic-ai/claude-code
# プロジェクトに移動
cd your-awesome-project
# Claude Codeを起動
claude
たったこれだけで準備完了です!
🚀 必須の基本コマンド(3つだけ覚えればOK)
1. /init
- プロジェクトの初期化
/init
効果:
- プロジェクトルートに
CLAUDE.md
ファイルを作成 - プロジェクトの構造、規約、アーキテクチャをClaudeが理解
- 以降の作業でより的確なサポートが可能に
プロのヒント:
# CLAUDE.mdの内容を充実させる
claude "プロジェクトのアーキテクチャをCLAUDE.mdに文書化して"
2. /clear
- 会話のリセット
/clear
/clear
コマンドとは
Claude Codeで使えるスラッシュコマンドの一つで、現在の会話セッションをリセットします。
実行すると何が起きるか:
-
会話履歴がクリア
- それまでの会話内容が全て削除される
- AIは前の会話を「忘れる」
-
コンテキストがリセット
- 作業中のタスクや変数の記憶がリセット
- TodoListなどの状態もクリア
-
新しいセッションの開始
- まっさらな状態から会話を始められる
- 初回の挨拶のような状態に戻る
/clear
しても残るもの:
- ファイルシステムの変更(作成・編集したファイル)
- 実行したコマンドの結果
-
.claude/
ディレクトリの内容 - Gitの履歴
なぜ重要?
- トークン消費を抑える(コスト削減)
- 不要なコンテキストを排除して精度向上
3. /help
- ヘルプ表示
/help
困ったときはこれ。利用可能なコマンド一覧が表示されます。
💡 実践的な便利コマンド
/model
- AIモデルの切り替え
/model
- Opus 4: 最も高性能なモデル
- Sonnet 4: 高速で効率的
使い分けの目安:
- アーキテクチャ設計、複雑なリファクタリング → Opus 4
- 日常的な開発作業、バグ修正 → Sonnet 4
/review
- AIコードレビュー
# プロジェクト全体をレビュー
/review
# 特定のファイルをレビュー
/review src/components/UserAuth.tsx
チェック項目:
- 潜在的なバグ
- セキュリティの脆弱性
- パフォーマンスの問題
- コーディング規約の違反
カスタムコマンドの作成
.claude/commands/
ディレクトリに独自コマンドを作成できます:
# .claude/commands/deploy.md
デプロイ前のチェックリストを実行:
1. すべてのテストを実行
2. TypeScriptの型チェック
3. ESLintでコード品質チェック
4. ビルドの成功確認
5. 環境変数の確認
使用方法:
/deploy
🛠️ 知らないと損するショートカットとテクニック
ファイル操作の極意
操作 | 方法 | 説明 |
---|---|---|
ファイル参照 | @src/app.js |
@マークでファイルを素早く参照 |
Tab補完 |
@src/ + Tab |
ファイルパスを自動補完 |
ファイルドラッグ | Shift + ドラッグ | ファイルを参照として追加(通常ドラッグは新規タブ) |
操作ショートカット(Mac版)
キー | 動作 | 備考 |
---|---|---|
Escape | 実行を中断 | Control+Cは完全終了なので注意 |
Escape×2 | メッセージ履歴表示 | 過去の会話にジャンプ可能 |
↑ | 履歴ナビゲート | 前日のセッションも参照可能 |
Control+V | 画像貼り付け | 重要: MacでもCommand+VではなくControl+V |
Command+Control+Shift+4 | スクリーンショット | クリップボードにコピー(その後Control+Vで貼り付け) |
🎯 実践的なワークフロー例
1. 新機能開発フロー
# ステップ1: 計画を立てる
claude "ユーザー認証機能を実装したい。まず実装計画を作成して"
# ステップ2: 計画を確認してから実装
claude "いいね!この計画で実装を進めて"
# ステップ3: テストを書く
claude "実装した機能のテストを書いて"
# ステップ4: コミット
claude "変更をfeature/user-authブランチにコミットして"
2. バグ修正フロー
# エラーメッセージを貼り付け
claude "このエラーを修正して: TypeError: Cannot read property 'id' of null"
# 修正を確認
claude "修正内容を説明して、テストも追加して"
# hotfixブランチでコミット
claude "hotfix/null-check-errorブランチを作成してコミットして"
3. リファクタリング
# まず現状分析
claude "src/utils/の構造を分析して改善点を提案して"
# 段階的にリファクタリング
claude "提案1を実装して、各ステップでテストが通ることを確認して"
⚡ 上級者向けTips
1. ヘッドレスモード
# 結果を直接出力(対話モードに入らない)
echo "このプロジェクトの技術スタックは?" | claude -p
2. パイプラインでの使用
# CSVファイルの分析
cat sales_data.csv | claude -p "月別の売上推移を分析して"
# ログの監視
tail -f app.log | claude -p "異常なパターンがあったら教えて"
3. Git連携
# GitHub CLIと組み合わせて使用
claude "gh issue view 123 の内容を確認して、修正を実装して"
4. 権限スキップ(自己責任)
# 毎回の権限確認をスキップ
claude --dangerously-skip-permissions
まとめ
Claude Codeは単なるAIアシスタントではなく、あなたの開発パートナーです。この記事で紹介したコマンドをマスターすれば:
- ✅ 開発速度が向上
- ✅ バグの早期発見
- ✅ コードレビューの自動化
- ✅ ドキュメントの充実
まずは/init
から始めて、徐々に他のコマンドも試してみてください。きっと手放せないツールになるはずです!
参考リンク
この記事が役立ったら、いいね!とストックをお願いします!
Claude Codeの活用事例があれば、コメントで教えてください。みんなで知識を共有しましょう!
一緒にPLAYLANDをつくっていく仲間を募集中です!
プログラミング未経験の方へ
まずは「つくる楽しさ」を体験してみませんか?
PLAYLANDプログラミングスクールで、ゼロから学べます。
▶︎ https://school.playland.co.jp/
エンジニアの方へ
私たちと一緒に、学びと成長の場を広げていきませんか?
PLAYLANDでは、仲間として加わってくれるエンジニアを募集しています。
▶︎ https://playland.co.jp/recruit