はじめに
エイリアスを使ってGitのコマンドを省略する方法を紹介します。
設定自体は1分で終わります!
Gitの設定についても簡単に解説してます。
##設定方法
さっそくですが、以下のコマンドを実行することでGitコマンドを省略することができます。
$ git config --global alias.<設定したい省略系> <元のコマンド>
例えば、git commitをgit ciで実行したいなら
$ git config --global alias.ci commit
という書き方になります。設定は以上です笑
下記はよく使うので、設定しとくと作業がスムーズになります。
どのように省略するかはお好みで!
元のコマンド | 省略系 |
---|---|
commit | ci |
branch | br |
status | st |
checkout | co |
switch | sw |
restore | rs |
設定方法だけ知りたい方はここでサヨナラしてもらって大丈夫です。。。
Gitを使い始めたばかりの人や、実行したコマンドの意味がよく分からない人は下の解説を参考にしてください!
##コマンドの解説
上記で実行したコマンドの説明をしていきます!
↓コマンドの復習↓
$ git config --global alias.(設定したい省略系) (元のコマンド)
1. configとは
config
とはGitの設定を行うためのコマンドで、Gitの設定ファイルに記述を行ってくれます。
設定ファイルにこんな感じで記述しといてって頼むイメージです。
configの和訳は「設定」なのでそのままですね。
オプションに--global
を使うことでパソコンのユーザー単位で設定を行うことができます。
globalオプションをつけずに設定を行うと、ディレクトリ単位での設定になります。
今、開発しているアプリだけでコマンドを省略したい場合はglobelオプションをつけずに行いましょう。ターミナルで対象のディレクトリまで移動するのを忘れずに。
なぜオプションをつけることで設定を反映させる範囲が変わるのか?
それはGitの設定ファイルがそれぞれの単位毎に存在し、オプションによってどのファイルに設定を保存するか指定しているからです。
指定なし → (Gitで管理している各ディレクトリ)/.git/config
--global → ~/.gitconfig
ですので、最初に使用したコマンドを使わなくても上記ファイルに直接書き込むことで、
Gitの設定を行うこともできます。
ちなみに--system
でパソコン単位で設定を行うことができます。ユーザーが複数いて同じ設定をしたい場合はこのコマンドを使うと便利です。
設定の優先順位は
- ディレクトリ単位
- ユーザー単位
- パソコン単位
となります。
2. エイリアスとは
alias
はエイリアスとよび、超簡単に言うとニックネームのようなものです。
山田たかし君を山ちゃんと呼んだりタカポンと呼んだりしますよね。あれと同じです。
Gitでもエイリアスを登録することでコマンドにニックネームをつけることができます。
上記で紹介したコマンド以外でもエイリアスを登録できます。
例えば僕は、ログを一行で表示してくれるコマンドのエイリアスを登録しています。
設定方法は以下のようになります。
$ git config --global alias.one 'log --oneline'
'log --oneline'という名前の友達に'one'とニックネームをつけています。
この場合は元のコマンドをシングルクオテーションで囲む必要があります。
エイリアスの使い方として、単に省略するために使うだけでなく、なかなか覚えられないコマンドを自分が覚えやすい形で登録することで、いちいちコマンドを調べる手間を省けます。
終わりに
本記事では初学者の方でも分かるように、Gitコマンドを省略する方法を紹介しました。
Gitに限らずいちいちコマンド打つのってかなりめんどうですよね。。。
履歴を使うのもありですがエイリアスを使えばサクッとGitを使えます。
初学者こそタイピングが遅かったり操作に時間がかかったりすると思うので、この記事が少しでも参考になれば幸いです。
また、この前までaddとcommitとpushしか知らなかった人間が書いた記事なので、ご指摘等あればコメントしていただけると喜びます。
最後まで読んでいただきありがとうございました!!!