Java関数名に便利な単語表:より良い関数命名のためのガイド
Javaの関数名をつける際に、わかりやすく、意図が伝わるような命名は、コードの可読性を高め、保守性を向上させる上で非常に重要です。本記事では、関数名に使える便利な単語表と、効果的な命名のポイントをご紹介します。
なぜ関数名に気をつけるべきか?
可読性向上: 関数名が何を意味するか一目瞭然であれば、コードの理解が容易になります。
保守性向上: 関数名が適切であれば、コードの変更や追加がスムーズに行えます。
コラボレーション促進: チームで開発する際、共通の命名規則があると、誤解を防ぎ、効率的な開発が可能になります。
関数名に使える単語の分類と例
関数名は、その関数の動作を簡潔かつ正確に表す必要があります。以下に、よく使われる単語の分類と例を示します。
動詞 (何をするか)
取得: get, fetch, retrieve, load
設定: set, update, modify, replace
追加: add, append, insert
削除: remove, delete, erase
計算: calculate, compute, evaluate
比較: compare, match, equals
変換: convert, transform, map
チェック: check, verify, validate
生成: create, generate, produce
表示: display, show, render
名詞 (対象)
データ: data, value, item, element
リスト: list, array, collection
オブジェクト: object, instance
ファイル: file, document
エラー: error, exception
状態: state, status
前置詞 (対象との関係)
in: ~の中に
from: ~から
to: ~へ
by: ~によって
with: ~と一緒に
接頭辞・接尾辞
is: 真偽値を返す
has: 属性を持っているか
able: ~できる
ing: ~している
効果的な関数名をつけるためのポイント
動詞+名詞 の組み合わせが基本
簡潔でわかりやすい 名前にする
ドメイン知識に合わせた 名前にする
camelCase を使う (例: calculateTotalPrice)
同じ種類の処理には同じような名前 をつける
否定形の単語は避ける (例: isNotValid ではなく isValid)
文脈によって意味が変わる単語は避ける (例: find, get)