Powershellのコマンドレットを調べる方法には、主に以下の3つがあります。
ご参考ください。
※コマンドレットについて
✅PowerShellで使用されるプログラムのこと
✅動詞-名詞の命名規則に従い、.NET Frameworkで実装される
✅パイプライン機能と組み合わせることで、効率的に複雑なタスクが実行できる
入力補完
Powershellでは、途中まで入力したコマンドレットを補完する機能があります。
Tabキーを押すか、Ctrl + Spaceを押すことで、途中まで入力したコマンドが補完されます。
コマンドレットの検索
Get-Commandを使ってコマンドレットを検索できます。
ワイルドカード(*) を使用することで、検索範囲を広げることができます。
さらに、-Nounや-Verbオプションを指定して名詞部分や動詞部分を検索できます。-Moduleオプションでモジュールを指定することで、モジュールで提供されているコマンドレットを確認できます。
PS> Get-Command -Noun Item
#Itemという名詞部分を持つコマンドレットを検索し、一覧表示する。
例えば、ファイルやフォルダを操作するコマンドレット(Get-Item, Set-Item, Remove-Itemなど)が表示される。
PS> Get-Command -Noun Item -Verb Get
#名詞部分がItemであり、動詞部分がGetのコマンドレットを検索し、一覧表示する。
PS> Get-Command -Module Selenium
♯Seleniumモジュールに含まれるコマンドレットを検索し、一覧表示する。
ヘルプの利用
コマンドレットの説明や使い方はGet-Helpで調べることができます。
また、コマンドレットに-?のパラメータを付けると、情報を調べることができます(ただし英語)。
-Detailedや-Fullオプションを使って、表示される情報量や内容を指定できます。
PS> Get-Help Get-ChildItem
#Get-ChildItemコマンドレットに関するヘルプ情報を表示。
PS> Get-Help Get-ChildItem -Detailed
#-Detailedパラメータを付けることで、コマンドレットの基本的な説明だけでなく、
使用可能なパラメータ、各パラメータの説明、さらに使用例など、より包括的な情報を取得できる。
PS> Get-Help Get-ChildItem -Full
#Get-ChildItemコマンドレットに関する最も包括的なヘルプ情報を表示します。
-Fullパラメータを付けることで、コマンドレットの説明、使用可能なパラメータ、
各パラメータの説明、使用例、関連するコマンドレットやトピックなど、すべての情報を取得できます。
PS> Get-ChildItem -?
#Get-ChildItem コマンドレットに関するヘルプ情報を簡潔に表示します。
-? パラメータを使用することで、コマンドレットの基本的な説明や使い方をすばやく確認できます。
※Get-ChildItemは、ディレクトリ内のファイルやフォルダを一覧表示するために使用されるコマンドレット
以上がPowershellのコマンドレットを調べる3つの方法でした。