初めに
このたび久々に家のPCを新調ました。
昔からUbuntuをデスクトップ用途で愛用しているのですが、そのバージョンも大きく上がり、最近は各種設定に追われる日々を送っています。(そこが楽しいところでもありますが)
もっとデスクトップ用途でのUbuntuが流行ってほしいという思いもあり、行った設定をいくつか抜粋して紹介します。
先に結論から
インストール直後が以下図です。(22.04のデフォルト壁紙はけっこう好きです)
色々設定して現在は以下図になります。
環境
前提として以下環境で行った設定について記載しています。
- Ubuntu 22.04 LTS 日本語Remix
- Gnome3
せっかくなのでデフォルトのデスクトップ環境であるGnome3
に慣れたいと思います。
OSインストール後にしたこと
以下記事を参考に「フォルダ名の英語化」「Tweaksのインストール」など必要そうな設定を適宜行いました。
デフォルトの「設定」アプリケーションからも「外観」の設定はいくつかできるので、適宜変更を行っています。
2つ目の記事は20.04についての記載ですが、そんなに変わらないのと昔からお世話になっているサイトなので紹介させてください。
Gnome Shell Extensions関連
Gnome Shell ExtensionsではWebブラウザ上でデスクトップの拡張機能を管理できます。デスクトップの拡張機能として、今回以下を採用しました。
注意
現時点で22.04にデフォルトで入っている(snap経由の)Firefoxでは拡張機能が扱えないということがありました。
そこで以下ページを見ながら、MozillaのPPA経由で提供されるFirefoxと入れ替えを行いました。
それでは、各拡張機能を順に紹介していきます。
Workspace Matrix
動的ワークスペースから2x2の静的ワークスペースへ変えるために導入しました。
拡張機能のページはこちらです。
Wraparound mode
をRows/Columns
に変えることで、ぐるっと一周移動できるようになります。(Ctrl+Alt+↑
やCtrl+Alt+←
だけで垂直方向、水平方向を往復できます)
Show Desktop Button
1ボタンでデスクトップを表示できるようになります。
拡張機能のページはこちらです。
Custom Hot Corners - Extended
Unity時代には右下のホットコーナーからワークスペースを移動できるようにしていたので、同等のことを行います。
拡張機能のページはこちらです。
以下ページを参考に右下のホットコーナーにShow Activate Overview
を設定しました。
system-monitor-next
デスクトップ上部にCPUやメモリの使用率、温度などの情報を表示することができます。
拡張機能のページはこちらです。
H/W環境にもよると思うのですが、温度を表示させるためにlm-sensors
のインストールと設定も合わせて行いました。
マウスホイールの速度
マウスホイールによるデフォルトのスクロール速度が遅く感じたので以下ページを参考にimwheel
の設定を行いました。
ただし、これには問題があり、Webブラウザ上でマウスホイールを使ってタブを移動する際にもimwheel
の速度設定が反映されます。つまり、デフォルトの2倍に設定した場合はタブも一つ飛ばしで移動してしまいます。
アイコンテーマについて
以下を参考にアイコンテーマとして今回は「Numix Circle」を採用しました。
終わりに
もっと凝ったことも可能ですがいったんここまでにします。
見た目や内部の設定含め、自由度の高さがUbuntu(Linux全般に共通しますが)の魅力だと思います。
今回できなかったこと
-
ウィンドウ右クリック時のメニューから別ワークスペースへウィンドウを送ること
Unity時代に重宝していたのですが… よく探せば拡張機能にありそうなので、探してみます
-> よく見たらデフォルトで隣のワークスペースには送れたので解決しました