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『IIJ セキュアMX メールボックスプラス』「フィルタリング設定」の癖?(マニュアルには記載が無さそうだった)

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0. セキュアMX(SMX)の仕様をおさらい

これから記載する内容は、どちらのマニュアルにも掲載が無い様子でした。(2023.12.8現在)

  • IIJセキュアMXサービス メールボックスプラスオプション ご利用の手引き[管理者用]
    ≫ ユーザ単位でフィルタリングを設定する

  • IIJセキュアMXサービス メールボックスプラスオプション ご利用の手引き[利用者用]
    ≫ フィルタリングを設定する

※IIJさんから直接リンク禁止と言われたことがあるのでリンクは貼りませんが。

1. 「条件」で「差出人(From)」に「メールアドレス」を記入したところ「含む(完全一致)」ではフィルタに出来なかった。(➡「含む(部分一致)」が無難な様子。)

【IIJサポートからの回答】

IIJセキュアMXサービスのフィルタリング機能では、差出人としてディスプレイネームを含めたヘッダFromの値を参照しております。
お知らせいただいたメールを確認したところ、ヘッダFromにディスプレイネームが利用されておりますので、
お客様が設定している「完全一致」の条件には抵触せずにフィルタリング対象外となっている記録がございました。
そのため、該当メールを差出人を条件にフィルタリングしたい場合は、
フィルタリング設定にて、差出人としてディスプレイネームも含む値を指定いただくか、
「完全一致」ではなく、「部分一致」で設定いただくことをご検討ください。

2. 「動作」で「転送する」にしたが、転送元にもメールが届いてしまう。(➡転送元のメールが転送元ユーザカウントのメールボックスにも保存される仕様だった。)

【IIJサポートからの回答】

フィルタリング設定で転送した場合、転送元のメールが転送元ユーザカウントのメールボックスにも保存される仕様となりますので、
{SMXでフィルタリング設定をしているメールアドレス}へメールが届いているのは正常な動作となります。

3. 「動作」で「転送する」にしたが、転送元メールアドレスに2通のメールが届いてしまう?(➡同一のSMXメールサーバで複数メールアカウントを持っておりその一方へ転送した場合にしか発生しない仕様?)

※これは次のような構成で試験した場合の動作です。

(1)差出人(From): from@example.com /SMTPサーバ→外部(SMX以外)
(2)SMXでフィルタリング設定したメールアドレス:SMTPサーバ→SMXのサーバ[(2)(3)は同じサーバ]
(3)SMXの(2)のフィルタリング設定で転送先に指定したメールアドレス:SMTPサーバ→SMXのサーバ[(2)(3)は同じサーバ]

【IIJサポートからの回答】

フィルタリング設定の転送機能では、転送される際に、ヘッダToの情報は変更せず、
エンベロープToを転送先メールアドレスに変更する仕様となります。
そのため、ご利用のメールソフト(*)側の仕様として
ヘッダToの情報を参照して表示されるような仕様である場合は、
宛先情報として転送元メールにヘッダToとして指定されていたメールアドレスが表示されます。

(*)利用しているメールソフトは、
Microsoft® Outlook® for Microsoft 365 MSO (バージョン 2311 ビルド 16.0.17029.20028) 64 ビット
※「Microsoft 365 Apps for business」の契約です。

なお、この動作の切り分けとして、
転送先に指定したメールアドレスの「MailTAP」(SMXのWebメール)を観察していましたら、
MailTAPまでは、転送先メールアドレスがToとして受信を確認できました。

以上です。

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