目次
1.aptコマンドとは?
- Ubuntu(Linuxのディストリビューションの一つ)におけるパッケージ管理システム
※厳密にいうと、UbuntuはDebian系列のOSでDebian系のディストリビューションに使われているパッケージ管理用のコマンド - 以前はapt-get もしくは apt-cacheが使用されていたが、統合されてaptコマンドとして使用できるようになった
- aptに関する設定は、以下のディレクトリ、ファイルを参照
aptに関する設定
ファイル名 | 説明 |
---|---|
/etc/apt | apt に関する設定ファイルが格納されるディレクトリ |
/etc/apt/sources.list | 登録されているリポジトリのURLを列挙するファイル |
2.aptコマンドの種類
- Ubuntuでの操作を想定。
- 文頭のsudoは省略。
コマンド | 説明 |
---|---|
apt install [パッケージ名] | インストール |
apt remove [パッケージ名] | アンインストール |
apt remove --purge [パッケージ名] | パッケージを完全削除 |
apt autoremove | 依存関係で必要だったが現在は不要なパッケージの削除 |
apt update | パッケージのインデックスファイルを更新 |
apt upgrade | インストール済みのパッケージをまとめて更新する |
apt full-upgrade | upgradeに加え、更新に伴って使用できなくなるパッケージを削除するなどの調整も行う |
apt show [パッケージ名] | パッケージの詳細情報を表示 |
apt list | インストール可能なパッケージを検索 |
apt list [パッケージ名] | インストール可能なパッケージを検索(完全一致) |
apt list --installed | インストールされているパッケージを表示 |
apt list --upgradable | アップデートできるパッケージを表示する |
apt search [パッケージ名] | インストール可能なパッケージを検索(部分一致) |
apt moo | お遊び用のコマンド |
3.個人メモ(パッケージのインストールに関して)
Node.js
# nodejsをインストール
$ sudo apt install nodejs
# npmをインストール
$ sudo apt install npm
# この時点では、Node.js のバイナリはnodeではなくnodejsになっているため
# nodeという名前でリンクするには、下記コマンドを実行
$ sudo update-alternatives --install /usr/bin/node node /usr/bin/nodejs 10
Go
# goをインストール
$ sudo apt install golang
Python
# python3をインストール
$ sudo apt install python3
# パッケージ管理ツールpip(コマンド名はpip3)をインストール
$ sudo apt install python3-pip
# グラフィックスライブラリ tkinter を使用したい場合
$ sudo apt install python3-tk