久しぶりに最新バージョンのUbuntuをインストールしたので、以前と違う点をメモしました。
前は16.04 LTSを使用していたので、それとの比較です。
パッケージ管理コマンドが apt に
以前は apt-get
と apt-cache
だったのが 1 、 apt
というコマンドに統一された。サブコマンドは同じ模様。
$ apt install XXX # インストール
$ apt remove XXX # アンインストール
$ apt search YYY # 'YYY'というキーワードで検索
$ apt update # パッケージ情報を更新
$ apt upgrade # パッケージを全て更新
apt とは別に snap というパッケージ管理コマンドがある
snapcraft で参照できるアプリは snap
コマンドでインストール出来て、リッチなGUIを持つアプリが多い印象。
/snap
以下にインストールされるので、 ~/.bash_profile
などに
export PATH=/snap/bin:$PATH
と追記する必要がある。
-
libreoffice
はaptでもsnapでもインストール出来るが、バージョンが違うようだ。 -
slack
をsnapで入れるとfcitx
での日本語入力を受け付けなかった。公式サイトからダウンロードしたものは問題は無かった。
以下防備録
パーティション
今回はノートPCにインストール。Windowsパーティションはリカバリメディアの作成したので全消去。
またUbuntuは自分でスワップファイルを作成するようなので、スワップパーティションは必要なし。
リカバリ用のパーティションを残す必要がある場合は、Windowsパーティションの後ろに加える。
1. EFIパーティション: 128MB
2. /boot (ext2): 500MB
3. / (ext4): 50GB
4. /home (ext4): 残り
ネットワーク情報
ifconfig
ではなくip
を使う。
$ ip address show
文字化け対策
いくつかのソフトで文字化けがあったのでまとめてメモ。
unzip
ファイル名がShift-JISで記述されていると発生する模様。-O sjis
を付ければうまくデコードされる。
$ unzip -O sjis XXX.zip
wine
普通に日本語環境を設定しているなら問題ないが、システムメッセージなどを英語で表示している場合は、
コマンド起動する際に環境変数LANG
を指定する必要あり。
$ LANG=ja_JP.UTF-8 wine xxx.exe
個人的にはこちらのほうが好み。
19.04にアップグレード
19.04がリリースされたのでアップグレードしました。
$ do-release-upgrade
インストールしているパッケージによっては、確認画面が表示されるので適切な回答を選ぶ。2
アップグレード終了後は再起動が必要になる。
再起動後に不要なパッケージを削除する。
$ apt autoremove