はじめに
この記事はarchlinuxにHDD(SSD)を接続する手順紹介(備忘録)です。NAS用に10TBのHDDを接続しました。
HDDならではの点としては一定時間接続がない場合に回転を止める設定あたりかと思います。
※元作業の関係上、基本的にルートユーザーで作業を行っています。
HDDのマウント
HHDを接続(物理的に)
PCにHDDを接続します。
必要なパッケージのインストール
pacman -S --noconfirm gdisk parted arch-install-scripts
パーティションの作成
# ディスクパーティションの確認
fdisk -l
(外付けHDDのデバイス名を確認する。今回は/dev/sdb)
# ディスクパーティションの初期化
wipefs -a /dev/sdb
# ディスクパーティションの作成
gdisk /dev/sdb
>>> gdiskの対話的操作 >>>
n #新規作成
1 #パーティション番号
2048 #開始セクター
19532806143 #終了セクター(デフォルト値でOK)
8300 #パーティションの種類?を指定するらしい
w #上記の設定内容を保存する
Y #上書きますか?的なメッセージが出た場合Yes
<<< gdiskの対話的操作 <<<
# 再起動せずにパーティションテーブルの変更を読み込む
partprobe
# パーティションのフォーマット
mkfs.ext4 /dev/sdb1
マウント
# マウントポイントの作成
mkdir /nas
# 確認
ls -ld /nas
# マウントする
mount /dev/sdb1 /nas
# 確認
df -h
fstabの設定
fstabに設定すると、再起動しても自動的にマウントされる様になります。
# 現在のfstabの確認
cat -n /etc/fstab
# fstabのバックアップ
cp -p /etc/fstab /etc/fstab.bkup
# fstabに/nasのマウント状況を追記
genfstab -U /nas >> /etc/fstab
# fstabの確認
cat -n /etc/fstab
# fstabを修正する
vim /etc/fstab
>>> 修正後fstab >>>
# 5, 8, 11 行目はデバイス名だったのを用途に変更(分かりやすくするため)
# 12 行目はマウントポイントを / から /nas に変更
1 # Static information about the filesystems.
2 # See fstab(5) for details.
3
4 # <file system> <dir> <type> <options> <dump> <pass>
5 # Default storage
6 UUID=fbdefb39-48b7-4007-9cac-bf01154e2774 / ext4 rw,relatime 0 1
7
8 # Boot storage
9 UUID=9A98-0486 /boot vfat rw,relatime,fmask=0022,dmask=0022,codepage=437,iocharset=ascii,shortname=mixed,utf8,errors=remount-ro 0 2
10
11 # HDD 10TB
12 UUID=75be041d-e19d-4512-92fa-32b02aea004e /nas ext4 rw,relatime 0 1
13
<<< 修正後fstab <<<
再起動してHDDが読み込まれることを確認する
# 再起動
reboot
# ファイルシステムに追加されていることを確認する
df -h
一定時間でHDDをスリープ状態にする
設定しないと ウィーン とHDDが回りっぱなしだったので設定しました。
# hdparmをインストールする
pacman -S --noconfirm hdparm
# Advanced Power Managementの設定値を確認する
hdparm -B /dev/sdb
# 127に設定する
hdparm -B 127 /dev/sdb
# タイムアウトを設定する
hdparm -S 60 /dev/sdb
# 設定の永続化をする
vim /etc/udev/rules.d/50-hdparm.rules
>>>
# 5分間使用がなければOFFる様に設定(5秒 * 60 = 300秒 = 5分)
ACTION=="add", SUBSYSTEM=="block", KERNEL=="sdb", RUN+="/usr/bin/hdparm -B 127 -S 60 /dev/sdb"
<<<
以上