SAA-C01に合格出来たので、感想や使用教材をレポートとして纏めようと思います。
#私のスペック
関連しそうな資格だと、応用情報技術者や情報セキュリティスペシャリスト 1とCCNAに合格しています。
英語は苦手です。(英語ドキュメントは時間をかけて翻訳を駆使すれば読める程度)
1年程度AWSを用いたインフラ構築,運用保守業務に携わっています。
#試験対策教材
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合格対策 AWS認定ソリューションアーキテクト - アソシエイト
- 合格対策本は2015年頃出版時点の情報で古く、更新が必要な個所も多々散見される為、AWS公式ドキュメント等で補完が必要ではあります。ですが、現在でも通用する箇所の方が多く、試験対策やAWSについて学ぶ為のとっかかりとしては分かり易く良い教材であったと思います。
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AWS ホワイトペーパー内のアマゾン ウェブ サービスの概要
- ホワイトペーパーはAWSが展開している全サービスの概要が記載されていますので、1回は目を通しておく事をお勧めします。
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AWS WEB問題集で学習しよう
- 有料ですが豊富な問題量と回答後即解説形式による確認が出来る点でお勧めです。無料でもサンプル問題が27問購読できます。
#模擬試験について
CertMetricsよりPSIのAWS Certified Solutions Architect - Associate - Practice(SAA-P01)を選択し、受験料を支払うとすぐに実施できました。
制限時間30分の設問数は30問です。
完了するか制限時間に達すると問題が終了し、戻れなくなります。模擬試験終了後に問題内容や自身の回答を見直す事はできません。
問題内容は本試験より簡単でしたが、形式が本試験と同じなので慣れておく為にも実施しておいた方が良いと思いました。
試験官とのチャットはありませんが、フラグ機能や言語切り替えが可能です。
#結果
受験完了後すぐに模擬試験の総合スコアとトピックレベルスコアがメールで届きました。私のスコアは以下のような感じです。
セクション | スコア |
---|---|
1.0 Design Resilient Architectures | 66% |
2.0 Define Performant Architectures | 28% |
3.0 Specify Secure Applications and Architectures | 66% |
4.0 Design Cost-Optimized Architectures | 100% |
5.0 Define Operationally-Excellent Architectures | 100% |
総合スコア | 60% |
パフォーマンスに優れたアーキテクチャを定義する分野が弱いようでした・・・
業務で取り扱っていないAuto Scalingに関する設問に全く歯が立たず悔しい思いを味わう事が出来ました。2
合格ラインに届いてはいませんでしたが、引きずっているといつまで経っても受験出来ないと思ったので、思い切って約2週間後に本試験を予約し、受験料も支払いました。3
#PSI試験について
あまり試験の内容と深くは関係が無いですがAWSの PSI 試験が初めてだったので少し触れようと思います。
試験は PSI と ピアソンVUE から選択出来ますが、どちらも基本は同じなようです。4
CCNAを監督付きの ピアソンVUE 公認テストセンターで受験した事はあります。
試験時間は平日の10:00 AM もしくは 2:00 PMから選択できました。朝弱いので昼から受験可能なのは助かります...
試験は2:00~4:10迄の制限時間130分で設問数は65問でした。
会場へは持ち物として以下を持参しました。
試験開始の15分前から入室可能で、その後は自身のタイミングで試験を開始できます。
入室時には荷物を入れるロッカーの鍵、上記身分証明書2つ以外の持ち込みは禁止で、紙とボールペンは受付に言えば貰えます。(紙とペンは試験終了後即回収)
初めにメールアドレスと名前での認証とカメラで顔の撮影、スキャナでの運転免許証(表のみ)の撮影、クレカをカメラで裏表見せてPASSしました。
130分の間にトイレに行きたくなったらどうしようと思っていましたが、チャット上でLive monitorさん(試験官)に申告すれば20分以内の退室は認められるそうです。
最初は暑かったので上着を脱いで試験を開始したのですが、長い間冷房の効いた室内でじっとしていたので寒くなってきて上着を着ようとしたらLive monitorさん(試験官)に「両手は机の上に!!」と怒られてしまいました。ちゃんと監視されてるみたいです。
マウスしか使わないのに130分程度両手を机の上に置いておくのは伸びたり体勢変えたりが難しいので地味に辛かったです。
試験終了後、即時合否が出ます。嬉しくなって小さくガッツポーズを取ったら、暫く沈黙していたLive monitorさんが「おめでとうございます!」と祝ってくれました。(ちょっと嬉しかったです。)
#試験結果
受験者スコア: 804
※合格に必要な最低スコア: 720
結果詳細のスコアと評価では、全セクションで「十分な知識を有する」判定でした。
先達の受験者達はセクション毎の取得スコアが見れるようなのですが、人によって記載されていた合格ラインのパーセンテージが違っていたりするので方式が変わったのだと考えています。
#感想
ひとまず1発合格出来たので安心できました。
AWSに認められた事で私の設計に自信が持てるようになりました。PJ内での発言にも箔が付いたような気がします。
以下のような業務で取り扱っておらず、勉強でも実際には触れていないサービスからの出題が多く、試験中は内心不安でいっぱいでした。
- Auto Scaling
- DynamoDB
- Redshift
また、恐らくハズレ選択肢の一つですが、Snowballのような合格対策で範囲外のサービスを見かけました。
なので、ホワイトペーパーに一通り目を通して各サービスで凡そどのような事が出来るのか等の概要を知っておいて良かったと思いました。
当然ながらコンピューティング, ストレージ, データベース, VPCネットワークに於ける疎通やセキュリティ, IAMについてもしっかりと勉強しておいた方が良いと思います。