2023年から本格的に取り組み始めて、ここまで約2年の経歴。
この2年間で得たものをここに還元したい。
あと、ここは自分語りが許される場所と聞いて。
【ロードバイクに乗るきっかけ】
AlterLockの販促用に会社で購入したロードバイクがコロナ禍で展示会などが
なくなり、使われていないロードバイクのがあった、というのがきっかけ。
自宅に持って帰るのに会社(新宿)から自宅(さいたま市)まで、
夕方に30キロくらいを走ったのをよく覚えている。
漕ぎだしの軽さ、が感動的だった。
で、自宅に帰って直面する、どこに置く問題。ロードバイクやっている人には
当たり前なのだけど、家の中に置くんです、ロードバイク。
マンションの駐輪場はセキュリティがしっかりしているようだけども、
やはり駐輪場に置くのは盗難が怖くて置けない。
【なんでロードバイクにはまったのか】
これまでのスポーツ遍歴を少し。
学生時代は野球、サッカー、バレーボール。社会人になってバレーボールを
やっていて、40歳になるにあたって一区切り。
そこからはジョギング、マラソンに取り組む。東京マラソンを走ったのは
良い思い出。
これまで全く触れることのなかったロードバイクにはまることになったのか、
を考えてみる。
と、これまでは団体競技(野球、サッカー、バレーボール)がメインであったことに
関係しているのかと思う。
団体競技と自転車のような個人競技と違うところ、特に社会人では仲間集めが必要となること。
で、仲間が集まっても、競技に取り組む方向性が違う
(健康志向、競技志向、飲み会やりたい、など様々)ことや、練習場所の確保、
練習時間の確保(まあ、これはロードバイクも同じか)、練習試合なら
相手チームの確保、など成り立たせるのに沢山の条件をクリアする必要がある。
方向性の違うメンバーと取り組むのは、それだけでストレスが溜まるし、
結果的に続けることが難しくなる。
自分は競技志向だったので、練習をさぼっているメンバーと一緒にやっているのが
ストレスだった。
で、ロードバイク。
これは個人競技。だから全て自分の采配。室内に練習機材があれば、
天候にも左右されない。
なので練習するかどうかは、ほんと自分次第。だから試される。さぼることも、
追い込むことも、自分で選択する。
全て自己責任。
団体競技だと、まー、大谷選手レベルとかなると違うんだろうけども、
一人の実力が飛びぬけても、すなわちチーム力の向上に直結するってことも
イコールじゃないことがある。
チームのバランスとかもあるし、なんなら悪くなるってことだってありえる。
その点、ロードバイクは自分の実力=競技力、特にヒルクライムレース
(山を自転車で上るようなレース)は実力が実力の通りに出やすいし、
さぼった分もちゃんと反映される。
なので、原因はほとんど明確に分かる。練習不足、準備不足、経験不足。
あとロードバイクは個人競技と書いたけど、協力し合うことでチーム競技にも
なることが面白い所でもある。
単に個人として早い、だけではロードレースで勝てない。
振り返ってみると、このような 団体競技-個人競技 の比較要素がロードバイクに
はまる要因だったように思う。
【なんでロードバイクに乗ることが仕事の成長につながるのか】
①目標設定に有効
自分自身の課題で、認識しているもの。
目標を掲げることが苦手。できそうな目標を立てて、失敗を避けるように
してしまう、というのが自己認識。
これがロードバイクを続けることで改善した。
「人は掲げた目標以上には成長しない」 って言葉があるくらい目標設定は重要だと思っている。
且つ、もっと重要なのは、
やればできると分かっている目標(コンフォートゾーン)を掲げないこと、
だと思う。
つまり、達成できるかできないか分からない目標(ストレッチゾーン)、
けど自分は1年後の、その先の将来ありたい姿に引っ張られて、掲げるのが
少し苦しいような目標を掲げること、が大切なんだと思う。
やせ我慢してでも。
今の成長曲線の延長線上にあるありたい姿じゃなくて、あこがれや、ありたい姿に
引っ張られるような、そんな目標を立てることだと思う。
40代後半からロードバイクを始めて、改めて気付くのは、時間は有限ということ。
練習のための練習、仕事のための仕事、をしている暇や余裕はないってことだった。
幸いにも今はサイクルコンピューター(通称サイコン)と呼ばれる機材があって、
トレーニングデータを数値に落とし込んで記録として残せるので、
これを使えば自分の状態を正しく把握できる。
だから、自分の立ち位置から目標への距離感も分かるし、積み上げなくてはいけないものも、
ある程度明確になると思う。
あと、忘れちゃいけないのがお金も有限ってこと。
ロードバイクはお金かかる、これは間違いない。時間をかけて金銭感覚を麻痺させていくことで続けられるスポーツだと思う。
だからこそ、限られた時間とお金を最大限に活用して、自分の掲げた目標に近づくためどうすればいいのか考える。
自転車機材をアップデートした方がいいのか、ジムに通う方がいいのか、
プロテインに投資するのがいいのか、スマートローラーを導入するのがいいのか、
体重計を最新版にした方がいいのか、様々考える。そう、時間もお金、どちらも有限なのだ。
目標-現状=課題
自分自身にPDCAサイクルを回すことができるようになった。
②心身の改善
身体的には、見た目が変わる。取り組んでから体重は△18キロ、
健康診断での項目も全て問題なくなった。疲れにくくなった。
食生活も変わった。
何を何のために食べるのか、食べないのか。今の自分の体の状態を把握できている、ってことは健康的なんだと思う。
そして心、自己肯定感が強くなる。
ロードバイクは有酸素運動なので、幸せ物質のセロトニンが脳内に発生すること
はよく知られていると思うが、
仕事で受けたストレスを打ち消すような強いストレスがロードバイクにはある
と思っていて、練習後は仕事のストレスなどほとんどなくなっている。
なので、ストレスを翌日に持ち越すことはない、という状態で日々を過ごすことが
できるのも、ロードバイクのよいところ。
ストレスは帳消しになり、トレーニングで成長した分が結果として自分の中に
成果として残る。
だから成長した自分しか残らない。これがよいところ。
え?毎日練習するのかって?
ロードバイクは、まあ自転車なんでランニングとかに比べると膝や腰への負担が
小さく、そして長時間継続することができるので、比較的低負荷で行うことができるもの、でも消費カロリーは高い、という。
なので続けやすいんです、想像するよりも。
最初は仕事のストレスを解消するのにいいかな、程度だったのが、
今は相互に補完関係にあって、片方が伸びるともう片方もつられて伸びる、
という関係なんだと思う。
Play to Work、趣味が充実するからこそ、仕事を充実することができる。
ロードバイクは日本国内ではとてもマイナーなスポーツ。
そして、様々な理由で辞めていく人も多い。
この中で続けていくことができればレースなどで良い結果を残すことができる。
(と思っている。今のところ、残せてないけど)
マイナースポーツなので、野球、サッカーなどのメジャースポーツと比較すると、
フィジカルエリートは少なく、辞めていく人も多いので、
頑張れば結果に手が届きそうなのも、モチベーションも保ちやすい。
来年は絶対にどこかで表彰台。
【分かる人向け】
「40代後半からロードバイク初めて1年間でFTP182 から FTP242(4倍)まで
向上したノウハウ」をまとめて、Alterlockのおまけにつければ、販促になる、
のかな?