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WordPressのパーミッション設定 決定版

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#はじめに
WordPressの構築時、SFTPでファイル転送ができないことや、プラグインがインストールできないなどのエラーに遭遇したため、wordPressのパーミッション設定についてまとめます。

#前提条件

  • wordpressのサーバーに対して、SFTPでファイル転送することがある。(ログインユーザはec2-user)
  • /var/www/html/配下にwordpressのディレクトリやファイルが置かれている
  • nginxを使用。apacheでも問題なし。

#ファイル転送やプラグインインストール時、パーミッションが原因のエラー

###プラグインやwordpressバージョンをアップデートするときに、FTP接続情報を聞かれる
原因は、サーバであるapacheやnginxに対して、ディレクトリやファイル所有者権限が不足しているためです。
スクリーンショット 2021-11-13 0.09.25.png

###プラグインを更新するときに、ディレクトリを作成できませんでした。とエラーになる
こちらも同様に原因は、サーバであるapacheやnginxに対して、ディレクトリやファイル所有者権限が不足しているためです。
スクリーンショット 2021-11-13 0.10.01.png

###SFTPでファイル転送できない
原因は、転送先のディレクトリや上書きするファイルに対して、書き込み権限が足りていないためです。
スクリーンショット 2021-11-13 0.21.36.png

#結論

サーバーがnginx、SFTPのログインユーザーをec2-userとして、ファイルを転送する場合、以下のように設定します。

ファイルやディレクトリ 権限 所有者:グループ
.htaccess 606 nginx:ec2-user
wp-config.php 600 nginx:ec2-user
ディレクトリ 775 nginx:ec2-user
ファイル 664 nginx:ec2-user

以下のコマンドで所有者とグループ、権限を一括で変更できます。

$ sudo chown -R nginx:ec2-user /var/www/html


$ sudo find /var/www/html -type f -exec chmod 664 {} \;
$ sudo find /var/www/html -type d -exec chmod 775 {} \;
↑できない場合は↓
$ sudo find /var/www/html -type f -print | xargs chmod 664
$ sudo find /var/www/html -type d -print | xargs chmod 775

-execオプションを入れることで、findで検索した結果を使って別のコマンドを実行できます。
その時に、{}は検索結果とエイリアスとして働きます。

###セキュリティー面に不安の場合
もし、セキュリティーに不安がある場合、ファイル転送作業後は、権限を狭めるとよいと思います。

ファイルやディレクトリ 権限 所有者:グループ
ディレクトリ 705 nginx:ec2-user
ファイル 604 nginx:ec2-user

##パーミッションを修正してもFTP接続情報が聞かれる場合
wp-config.phpに追記します。

wp-config.php
define('FS_METHOD', 'direct');

このとき、

if ( !defined('ABSPATH') )
    define('ABSPATH', dirname(__FILE__) . '/');
require_once(ABSPATH . 'wp-settings.php');

よりも上に追記する必要があります。

#wordpressのパーミッションに問題ないかの確認方法
wordpress→ツール→サイトヘルスに遷移し、サイトヘルスが「良好」だと問題ありません。

スクリーンショット 2021-11-12 13.33.26.png

#参考

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